2017-06

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Facebook(フェイスブック)はネットショップに必要か?【経営コンサルタント】


さて、メルマガで、

フェイスブックについてちょっと触れたところ、

いろいろな方から質問をされたこともありましたので、

この場を借りて、私、竹内謙礼のフェイスブックに関する

見解をまとめて回答させて頂きます。



まず、「フェイスブック」を考える際に、

3つの“壁”があることを理解して欲しいと思います。



この“壁”があるために、

私は


「フェイスブックは販促に使えない」


という見解を出しました。







まず、1つの“壁”が、

フェイスブックは「そもそも販促を前提に作られていない」という点です。

人と人がコミュニケーションを取るために作られたツールであって、

モノを売り込んだり、宣伝したりするためには、

前提として作られていないという点があります。


「でも、企業のファンページとかあるでしょ?」


はい、そうかもしれませんが、

それでうまくいっているのは、ごく限られた大企業のみです。


・全国にチェーン店があって、機会損失が限りなく少ない。

・担当者がいて、マメに返信してお客さんと深いコミュニケーションが取れる。

・フェイスブックに人を呼び込むだけの宣伝広告費がある。



などなど、これらの条件が重なった時に、

はじめて、「販促」で役に立つ“可能性”が出てきます。



しかも、ここで断定ではなく、“可能性”と言ってしまうのは、

大企業であっても、フェイスブックを使って売上が立つか立たないかは、

かなり可能性としては『低い』と踏んでいます。



なぜならば、そもそも「コミュニティ」というフィールドで、

「企業」が何か商品を宣伝したり売り込んだりするのは、

ちょっと難しいのが現状があるからです。



分かりやすく言えば・・・。




例えば、同窓会でみなさんが何年かぶりに集まったのにも関わらず、

参加者の一人が、同級生のみなさんに

石鹸を売り込んだり、浄水器を売り込んできたら、

やっぱり、周りの人は引いてしまいますよね?



つまり、みんなが「もっと深く話したい」という場で、

「モノを売り込む」というのは、まったく真逆の心理になってしまうわけです。




「いやいや、さりげなく売り込めばいいんだよ」




という人もいますが、

そういう「さりげなくモノを売り込む」という文章の能力って

非常に高度なものが求められると思いますよ。



文章を書き慣れた私だって、

たぶん、「さりげなく売り込め」と言われたら、

ちょっと難しくてできないと思います。




あと、そんな実名ばっかりでコミュニケーションを取っている場で、

会社の看板背負って、



「フェイスブック上で何か面白い企画やれ」

「フェイスブック上で何か面白い発言しろ」



って言われても、

そう簡単にはできないのが現状です。

仮にフェイスブックでそれができるんだったら、




とっくにネットショップでそんな爆笑企画はできているはずです。





つまり「フェイスブックだからできること」って、

とっくにホームページやブログ、メルマガでできているはずなんです。



おそらく、フェイスブックで流れる情報も、

フェイスブックで流れるコメントも、

実名が条件の発言になるので、

かなり周囲に気を使った、無難なものばかりなって、

あんまり面白くないものがうじゃうじゃと溢れていて、

読んでいるほうもすぐに飽きてくると思うんですよね。



こんな発言の場だったら、企業のファンページを追いかけているよりも、

自分の友達のくだらない発言を追いかけているほうが、

ずっとずっと面白いはずですよ。




そもそも論、でですよ。



もし、フェイスブックという「コミュニティ」という場で

「販促」そのものが成立するのであれば、

先駆者の「ミクシィ」で、どっかの企業が、

先に販促で成功しているはずですよね?



だけど、ミクシィで顧客をファン化させて、

爆発的に商品が売れたって話を、

私は今まで耳にしたことがありません。



さらに、フェイスブックを通じて、

ネットショップが物販でうまく言ったって話も、


あんまり聞いたことがありません。





たまに耳にするのが、


「英語で説明した商品で、外国人ウケする商品を販売した」


という特殊事例ぐらいです。


あと、ごく稀にですが、

フェイスブックでネット通販に成功したという事例も聞くんですが、

だいたいが、


・そもそもメルマガでファンを囲い込んでいて、
 コミュニティが盛り上がりやすい地盤があった。

・昔からネット通販をやっていて、濃いお客さんが多かった。

・趣味性が強い商品で、顧客同士がコミュニケーションを取りたがっていた。

・店長のキャラが濃かった。




だいたい、この4通りに属します。

でも、これらの4通りに属するお店は、

無理してフェイスブックでお客さんを囲い込まなくても、






たぶん、ネットショップだけでもビジネスは成立していると思いますよ。





だから、この点で、

僕は一般的な、ごく平凡なネットショップ、特に価格重視に陥りやすい、

楽天市場やヤフーショッピングのネットショップは、

フェイスブックのようなコミュニティサイトは、




やる必要が「ない」と思っています。
(言っちまったよ)




少なくとも、このフェイスブックを通じて、

一発逆転で売上が伸びることは、ほとんどないと思っています。








で、次に2つ目の“壁”ですが、



フェイスブックが「使える」か「使えないか」という論争の前に、



「みんなやっているから、やらないと不安」



という、恐怖心から、フェイスブックをはじめる人が多いという現実です。



人間、自信のないビジネスをやっていると、

とにかく不安がつきまとうものです。


「売上が伸びないのはなぜだ?」


という不安感が出てくると、

どうしても、「みんながやっているもの」に対して、

やらなくては気がすまない気持ちが芽生えてきます。


しかも、これが「無料」だったり、月々「数千円」という金額の利用料だと、

なおさら、「やってもいいかも」と思ってしまいますし、

「みんながやっているもの」を「やらない」で我慢できるほど、

人間、精神的に強くできているものではありません。




だけど、ここで強く認識しなくてはいけないことは、

「みんながやっていること」と「ビジネスで使えること」というのは、

まったく関係性がないという現実です。



人それぞれビジネスモデルも商材も違いますから、

「みんながやっている」というのは、

あまり個々のビジネスモデルの指標にはならないんですね。



逆に、「みんながやっているもの」に、

安易になびいてしまう人は、

自分の目指すべき方向や、ビジネスモデルそのものを理解していない可能性があり、

そう言う、目指すべき方向性が右にも左にもぶれてしまう人が、

今後の厳しいネットビジネスの世界で、

生き残っていくのは、ちょっと厳しいというのが現状なんだと思います。



仮に百歩譲って、フェイスブックを利用するのであれば、


「どうやって売上を伸ばすのか?」

「どうやってお客さんに商品を売り込んでいくのか?」

「どうやって新規顧客を獲得してリピート客を増やすのか?」




このへんの戦略をしっかり持った上で取り組まなくては、

絶対に失敗してしまうのは、明らかだと思います。


少なくとも、


「みんなやっているし、やらないよりはやった方がマシか」


という、考えることすら放棄した、

安易なスタンスでフェイスブックをはじめる人は、

おそらく、自分のビジネスに対しても、将来に対しても、

なんの根拠も疑問もなく、

ぼんやりと日々の仕事をこなしている人だと

周囲に判断されてしまう恐れがあります。








で、最後の3つ目の“壁”が、

個人で使って便利なものが、

売上を伸ばすために便利なものとは限らないという点です。





フェイスブックは、僕も少し使い慣れてきましたが、

これはこれで、個人で使ったら凄い面白いものだと思います。

多くの人が使ってもいいと思いますし、

まったくもって存在そのものを全否定するつもりはありません。

それに、情報収集のツールとして利用するのであれば、

充分、ビジネスの世界で通用するツールだとは思います。

あと、私のような「個人」を売っていかなくてはいけないビジネスは、

フェイスブックは非常に使い道のある販促ツールだと思います。



ただ、個人で使って便利だと思ったものが、

即、販促の現場で使えるものかといえば、

それはちょっと厳しいと思います。





人に「モノを売り込む」というのは、

相手から「お金を引き出す」という行為であって、

常に利害関係が存在しているものなんです。


だから、買う側も、ある程度、

「この売場には金銭のやり取りがある」という覚悟を持った上で、

「買い物」という行為にいそしんでいるんだと思います。




しかし、利害関係を必要としない「個」の現場では、

そういう行為は、ほとんど無視されてしまうのが現状です。


そのような利害関係が生まれる、

ブログやメルマガ、ネットショップやホームページの世界と、

一線を引きたいという人が、

「フェイスブック」という市場に流れて利用しているわけであって、

そこに利害関係のある「売り込み」が入っても、

やっぱり反応はよくないんだと思います。






というわけで、

「フェイスブックがネットショップにとって必要ない」ということを、

いろいろ書かせてもらいましたが、

当然のことながら、この先、ネット業界がどうなるのかは

誰にも分からないことだと思います。



かなりの確率で、フェイスブックの利用者は今後も増えていくし、

その市場に対して、今から企業として手を打っていくことは、

経営者として正しい判断なのかもしれません。



ただ、仮にフェイスブックの利用者が爆発的に増えたとしても、

そこにはたくさんの企業が参入してくるはずだし、

そこでまた競争が激しくなって、

価格競争に陥ったり、広告費合戦に陥ったり、

結局は、今のネットビジネスの厳しい現状は何一つ変わることはありません。




私は最近、

ネットビジネスの成功の秘訣は、




「グーグルと楽天に頼らないビジネス」なんじゃないかなぁと思ったりしています。




ここに頼ってしまうと、

どうしても、厳しい競争に晒されてしまうので、

もっともっと別のところでビジネスの本質的な部分を磨いていかなければ、

生き残っていくのは難しいんじゃないかなぁと思っています。




ここで仮にですよ。




もし、フェイスブックが一大ブレイクした場合でも、

おそらく、今度はフェイスブックに依存するビジネスモデルが待っているだけで、

何の解決策にも繋がらないと思います。

フェイスブックに稼いだお金が徴収されて、

フェイスブックの厳しいルールに従って、

それで、少ない利益をまたむしりとられる、

奴隷のような商売が待っているだけで、

今の状況となんら変わらないのが状況だと思います。



むしろ、自分のビジネスの首根っこを掴む“ご主人様”が一人増えただけで、

もっともっと苦しい生活が待ち受けているだけかもしれません。






いいですか?





今、自分のビジネスで頭を抱えている人は、

「今やらなくてはいけないこと」を、

もう一度、自分に問いただして下さい。



フェイスブックを使うことも、

フェイスブックを使わないことも、

全ては、みなさんの判断だし、

みなさんが責任を持ってやらなくてはいけないことです。



ただ、ひとつだけ理解しなくてはいけないことは、

今回の「フェイスブック」に関しては、

その判断の根底にあるスピリッツが大事なんだと思います。



「自分の意思による判断でフェイスブックをはじめるのか?」

「周囲に流された判断でフェイスブックをはじめるのか?」




これは同じ結果になったとしても、

今後の自分の人生における「スピリッツ」の問題になってくるので、

とっても大事な判断になっていくんだと思います。





私、個人の意見としては、

こんな販促に明らかに使えないフェイスブックというツールを、

あたかもネットビジネスにとって「必然」と煽り立てる業界と、

その誘導に、まんまと乗ってしまう利用者も、

かなり、疲れ切っているんじゃないかなと思ったりもしています。


おそらく、もうこれ以上、ネットビジネスの世界は、

価格競争と広告費合戦に、耐えられなくなってきているのが、

この「フェイスブック」のブームに現れているんじゃないかと思います。



結局のところ、フェイスブックが盛り上がれば盛り上がるほど、

ネットビジネスの販促も、

限界に近づいているのかなぁと思う今日この頃です。



なぜ「限界」と思うのかって?



だって、先述したように、

コミュニティの市場には「売り込み」は通用しませんからね。


おそらく、フェイスブックが主導権を握れば握るほど、

広告もメルマガも通用しない市場が待っているんだと思います。





友達に聞いて、友達から情報を仕入れて、友達に配信していく・・・。





そんな究極の「口コミ」の世界が成立したら、

ネットビジネスは、本当に「販促」が通用しない世界になってしまうと思います。



そうなると、




さらにテレビや新聞の宣伝広告費に長けて、

どんなに安く売っても利益が出る価格競争に強い、

ダントツの商品力を持った、




「大企業」が圧倒的に強い市場になっていくと思います。




フェイスブックが広がれば広がるほど、

中小企業の入り込む余地はなくなっていくというのが、

10年後、20年後のネットビジネスの現状かもしれません。




もしかしたら、「インターネット」という便利なツールに

いつのまにか商売人は頼りすぎてしまい、

「お金を稼ぐ」という本質の部分が、

昔よりも鈍化してしまっているかもしれませんね。




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