2017-02

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続・母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】


こんにちは。
経営コンサルタントの竹内です。


さて、年末に書いた

母親がオレオレ詐欺の被害者になりました

というレポートが、思いのほか反響が大きく、

改めて「この詐欺ビジネスは撲滅しなくてはいけない」と思いましたので、

続編を書かせていただくことにしました。




この1ヶ月の間に、日経新聞の取材を受けたり、

集まってきた情報を整理したりして、

オレオレ詐欺を撲滅する方法を

コンサルタント視点で、私なりにマジメに考えてみましたので、

もし、何かのお役に立てれば、幸いに思います。




で、まず、第一に気付いたことは、

「オレオレ詐欺」を、いくら警察やマスコミで、

「気をつけて下さいね」と警告をしても、




抜本的な解決にはならないと思った点です。




なぜならば、



「オレオレ詐欺に気をつける人」と、

「オレオレ詐欺に引っかかる人」との間に、




大きながあるからです。




以前のレポートでも書きましたが、

オレオレ詐欺の被害者の9割ぐらいの人が、

「私は大丈夫」と思っていた人達なんです。

つまり、「オレオレ詐欺に気をつけて下さいね」と警告しても、

「私は大丈夫だから」と警戒しない人が、




オレオレ詐欺の被害者になっているんです。




だから、警察が警告を発している“客層”と、

オレオレ詐欺が狙っている“客層”が乖離しているために、

被害がなかなか減らないんだと思いました。





では、どうすればいいのか?





根本的なところから言わせてもらえれば、

オレオレ詐欺は、もう「警告」「警戒」では

防ぎようがない詐欺なんだと思います。

気をつけていても引っかかるのが「詐欺」ですから、

「オレオレ詐欺」の被害を減少させるという発想ではなく、



「この世からオレオレ詐欺を抹消する」




という発想で取り組まなければ、

この詐欺ビジネスは半永久的に続いていくと思います。



で、「この世からオレオレ詐欺を撲滅する」という壮大な目的を、

いろいろ自分なりに考えてみたのですが、

結論としては、「オレオレ詐欺を儲からなくしちゃえ!」というのが、

もっともシンプルな答えだと思いました。


つまり、オレオレ詐欺を“ビジネス”と認識して、

「儲からない」という社会構造にしてしまえば、

当然、商売としてはやる人はいなくなるから、

この詐欺はなくなってしまうのではないか、という仮説を立ててみたのです。




では、「オレオレ詐欺が儲からない」という状況は、

どうやったらできるのでしょうか?




普通のビジネスだったら、

原価を引き上げたり、競合が出てきたり、市場が飽きたり、

いろいろな方法でビジネスの「衰退」を作り上げることができます。


しかし、このオレオレ詐欺に関しては、

仕入れはないわ、競合は関係ないわ、市場は無限だわで、

正直、非の打ち所がない最強のビジネスと言えます。



さらに、驚異的に利益率の良いビジネスなので、

儲けさせないようにするには、

ちょっとやそっとじゃ難しいのが現状だと思いました。



しかし、ですね。



そんなオレオレ詐欺も、

弱点がひとつだけあると思いました。




それは「電話」です。




商売道具としての「電話」のコストが高くなれば、

必然的にオレオレ詐欺のビジネスの“原価”が高騰して、

おいしい商売ではなくなってしまうはずです。




そこで考えたのが“電話ストップ作戦”です。




例えばなんですけど、オレオレ詐欺の電話が掛かってきた場合、

おそらく「非通知」だと思うんですが、

その「非通知」をすぐにNTTに知らせると、

NTT側で電話番号を解明して、その電話回線を即効でストップする仕組みがあれば、

電話番号をことごとく潰していけると思います。


詐欺で使った電話がことごとく使えなくなるので、

新しい電話を手配する作業ががすごい大変になって、

最終的に、オレオレ詐欺の運用はコスト高になっていくと思います。



一説によると、オレオレ詐欺をやっている人達は、

1日1000件ぐらい電話をかけているらしく、

受話器をくっつけている片方の耳から
膿が出てくる人もいるそうなんです。


そんな殺人的なテレアポ作戦が、

1回1回、電話が止められて、新しい電話を手配していかなくてはいけないとなると、

当然、効率が急激に悪くなって、儲からなくなるはずです。





この手法で減少することができたのが「ピッキング」です。





一昔前、ピッキングは被害が拡大しましたが、

カギを二重にしたり、複雑化させることで、

「手間」がかかるようになり、

結果的に、「コスト」が上がってしまう“ビジネス”になってしまったんですね。

そして、儲からなくなったから、やる人がいなくなって減少していきました。




だから、ある意味、

詐欺の「コストを上げる」というのが、

一番撲滅には効果的なのではないかと思いました。



だって儲けが少ないのに、
リスクの高い商売をやる人はいませんからね。

(やりがいを感じてるんだったら別ですが・・・)




もちろん、

今回の「かかってきたオレオレ詐欺の電話を片っ端から潰していく」というのは、

現実的に実行するのは非常に難しいと思います。




NTT側の守秘義務もありますし、

警察の連携を考えると、省庁も違ってくるので、

おいそれと協力して実行するのは難しいと思います。



さらに、詐欺電話の通報そのものの見極めや判断を、

スピーディで行うのは非常に難しく、

この仕組みを成功させるためには、

ある程度、まめに通報してくれる国民の協力がなければ、

実践するのが難しい仕掛けだとは思います。




今現時点でも、この手法が使われていない現状を考えると、

もっともっと物理的な事情で、

この手法は採用されていない可能性も考えられます。





ただ、このくらい気合を入れて対応しなければ、

この詐欺を撲滅させるのは、ほぼ不可能だと思います。





なぜならば、彼らはそれだけ『手ごわい相手』だからです。





私が今回、オレオレ詐欺のビジネスを考える上で、

一番の疑問だったのは、




この詐欺ビジネスの「進化」のスピードでした。



手の込んだストーリーを次から次へと考えて、

絶対に警察に捕まらない手法を、

なぜ、ここまで徹底してできるのか、

経営コンサルタントとして、非常に興味がありました。



でも、よくよく考えてみれば、

このオレオレ詐欺をやっている集団を、

がっちり仕切っている人って、たぶん、





すっげー怖い「ヤクザ」みたいな人だと思うんですね。




考えてみてください。




上司がヤクザですよ!




「てめぇ、売上達成しねぇとぶっ殺すぞ!」って、

冗談じゃなく本気で殺せちゃう上司ですから、

そりゃあもう、怖くて命がけでみんな働きますよ!



「ブラック企業」とかのレベルじゃないですからね。

完全にクロですから。



隣の席で血みどろになっている同僚がいたりして、

マジでしゃれにならない環境で働かされている可能性だってありますよ。


給料減らすとか、土日出勤とか、残業とか、

「うちの上司、ちょーウゼェよ」みたいな、

そういう愚痴ではなく、

死ぬか生きるかの瀬戸際で「ビジネス」をやらされるわけですから、





そりゃあ、本気で「儲ける方法」を考えますよ!





でも、その“恐怖”が、

おそらく、ビジネスモデルの驚異的なスピードで進化させている要因にもなっていますし、

原動力になっているんだと思います。

もちろん、それに見合った“報酬”もあると思いますが、

そのバランスの取り方が、

この人達のモチベーションに繋がっているのは事実だと思います。





さて、少々話が脱線しましたが……。





今、私が思いつく限りでは、

この「電話のコストを上げる」という方法しか思いつきませんでした。



他にも、オレオレ詐欺の実行犯の刑を、

懲役30年ぐらいに、めちゃくちゃ重くして、

「働き手」のモチベーションを下げたり、

人材確保を難しくしたりするのも

ビジネス視点から見た撲滅の一手だと思います。


しかし、この手法は、他の詐欺罪とのバランスもありますので、

これはこれでちょっと実現するのは難しい戦略なのかなぁと思いました。




しかし、このような「難しいこと」に、

私たちがチャレンジしていかなければ、

おそらく、この「難しい詐欺」を撲滅するのは不可能だと思います。




警察側も、当然、撲滅に向かって必死に頑張っていると思いますが、

いかせん、オレオレ詐欺の被害の数が多すぎて、

「手が回っていない」というのが現状だと思います。

どちらかと言えば、詐欺の被害者を聴取しても、



「またひっかかったのかよ、あんなに警告しているのに。ホントにバカだなぁ」



というのが、心の底のどこかにあって、

もしかしたら、「もうこの詐欺はなくならないんじゃないか」という、

諦めもあると思います。





でも、ここらへんで本気で手を打っておかなければ、

永遠にこの詐欺は拡大し続けると思います。




昔の親子の関係よりも、

少子化が進んだ今の親子関係のほうがずっと“絆”が深いですから、

もっともっと、オレオレ詐欺に引っかかりやすい環境が、

10年、20年後は整っていくと思います。



悔しいですが、高齢化が進むに連れて、




「オレオレ詐欺」は成長産業だったりするんです。




情報によると、すでにこの「オレオレ詐欺」は海外にも飛び火していて、

台湾や中国でも行われているらしく、

残念ながら、海外進出に成功している、




数少ない日本のビジネスモデルだったりします。




しかも、彼らはとてつもない進化をしながら、

客の誘導パターンをどんどん変えていくので、

将来は、もっと手に負えない詐欺ビジネスが横行していく可能性があります。







前回、母親が被害にあったレポートを書いたことで、

多くのオレオレ詐欺の被害者から「私もそうだった」という感想を頂きました。

中には2000万円の被害にあった人もいましたし、

私の母が被害にあった、翌日に被害にあわれた母親もいました。


また、被害者の中には、この年齢になって人に騙されて、

家族に相談できず、自信をなくして、

鬱病になってしまった人もいました。





詐欺は「お金」だけの被害ではないんです。
お金では取り返せない、
大きな心の傷を相手に与えるものなのです。







もし、このブログを読んでいる人で、

詐欺ビジネスを撲滅しようとしている警察関係者に知り合いがいたり、

電話回線になんらかの力が加えられそうな人がいたら、

ぜひ、撲滅に向けて本気で検討してみてください。



前回の「母親がオレオレ詐欺の被害者になりました」のレポートの、

情報拡散状況を見ると、もしかしたら、どなたか力のある人のところまで、

このブログの情報が届く可能性もあります。





私のアイデアが実現不可能でも、

なにかしら、これをきっかけに本気でオレオレ詐欺をなくす方法を、

多くの人で本気で考えてもらう機会になれば、嬉しい限りです。


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母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】

こんにちは。
経営コンサルタントの竹内です。



さて、先日12月25日なんですが、うちの母が、





「オレオレ詐欺」の被害にあいました。



被害にあった本人の許可ももらったので、

被害状況を完全公開させていただきますが、




「200万円」きっちり持っていかれました。




本当は、こんなお恥ずかしい親族の話は、

そのまま闇に葬り去りたいところがあるんですが、

詐欺の全貌を聞いたところ、


「これは、できるだけ多くの人が知るべき情報じゃないか」


と、判断したこともあり、

思い切ってブログに書かせて頂くことにしました。



本来であれば、このブログは、

ビジネスの役に立つ話をするべきものなのですが、

ある意味、みなさんの資産を詐欺から守るのも、

このブログの役目だと思ったので、

2012年最後のブログとして書かせて頂きます。





「うちの親は、絶対に大丈夫だよ」



そう思った人もいると思いますが、

そう思った人ほど、このブログを読んでもらいたいと思います。


うちの母親は、ごく普通の70歳のおばあさんで、

特に物忘れが多いとか、ボケているわけでもありません。

むしろ、物事には慎重な方ですし、

過去にもオレオレ詐欺の電話が2回ほどかかってきいても、

すぐに察して、無視して電話を切っています。

だから、僕自身も「うちの親は大丈夫だ」と、ずっと思っていました。




でも、今思えば、最大のミスがここにあったと思います。




もし、この正月に実家に帰って、

年老いた両親に会う予定の人がいれば、

ぜひ、この詐欺にあった被害者である、

うちの母の話をしてもらえればと思います。

(コピーして持っていっても構いません)





そして、この事実をできる限り多くの人に伝えて、

うちの母親のような、悲しい思いをする人を、

できるだけ減らせることが、

少しでも多くの人に発言する立場のある、

私の役目ではないかと思った次第です。




ぜひ、ご一読していただければと思います。




=================


25日・午後3時。

実家に1本の電話が入る。


「あ、お母さん、俺だけど」

「どうしたの?」

「電車の中に鞄忘れちゃってさ」

「あら! それは大変!」

「だから今、取引先の携帯借りて電話しているんだよ」



※この時点で、自分の息子(私の兄)と疑う前に

「鞄を忘れた」というエピソードに意識が向いてしまう。

しかも、かかってきた電話が取引先からの電話で「非通知」という事情にも、納得してしまう。




「で、俺、今、携帯ないからさ。もし、忘れ物の連絡が家にかかってきたら、対応してくれない?」

「はいはい、わかりました」


※ここで電話は切れる。
そして、10分後、今度は東京駅の拾得物担当から母に電話が入る。


「えー、東京駅の拾得物担当のものですけども」

「はいはい」

「先ほど、鞄が東京駅で見つかりました」

「それは良かった!」

「で、一応、私の手元に免許証があります。まずは本人のものかどうか確認するために、名前と住所を確認させてください

「わかりました」

「では、まず息子さんのお名前は?」

「竹内●●です」(兄の名前)

「住所は?」

「●●●です」

「一応、名刺もありますので、会社名も聞かせてください」

「はい。●●会社に勤めています」

「わかりました。これは確かにあなたの息子さんのものですね。
では、本人と連絡が取れましたら、東京駅の拾得物の引き取り所まで取りに来るよう伝えてください」



※この時点で、すべて兄の情報を詐欺の相手に母親が伝えることになる。

そして、さらに10分後。

再び兄の名前を語る者から連絡が入る。



「もしもし、駅から連絡あった?」

「あったあった。今、あったよ。東京駅から」

「おー、良かった! 助かったよ。ありがとう! 今から取りに行くよ」



※また、電話が切れる。

そして、さらに10分後。

再びニセ兄から電話が実家に入る。




「お母さん……やばいことになったよ」

「どうしたの?」

「鞄の中を確認したらさ、取引先に渡す予定だった小切手だけが抜き取られているんだよ

「ええぇ!」

「まずいなぁ……今月中に振り込まなきゃいけないお金なんだよ」

「あらぁら!」

「俺のお金を引き出したいんだけど、ほら、さっき鞄を電車の中に忘れた時に、財布も入っていたから、
銀行の口座、全部ストップしちゃったからお金引き出せないんだよ」


「それは困ったわね」

「これがバレたら、俺、会社でちょっとヤバい立場になるんだよ」

「わ、わ、どうしましょう」

「母さん、本当に申し訳ないんだけど……1日だけお金貸してくれるかな?」

「ええ、少しだけならいいわよ」

「少しだけって、どのくらい?」

「どのくらいって、急に言われても……」

「100万円とか、200万円とか、無理?」

「んー、そのくらならなんとか」

「分かった。じゃあ相談してみるから、ちょっと待ってて」



※一度電話が切れて、5分後再びかかってくる。



「母さん、本当にごめん! じゃあ、200万円頼むよ。明日、銀行の口座が動かせるようになったら、すぐ返すからさ」

「わかったわ」

「じゃあ、すぐに取りに行くからさ。用意しておいて」




※そして、また10分後、電話が再びかかってくる。




「ごめん! 急に会議が入って抜け出せなくなった。会社の後輩が取りに行くから、そいつに渡してくれる?」

「わかったわ」

「ただ、小切手をなくしたことは会社で内緒だからさ。後輩は『書類をください』っていうから、そいつに『書類です』といって、封筒にお金を入れて渡してくれよ」

「うん、わかった」



※そして、待ち合わせの近所のスーパーに行くと、サラリーマン風の20代の男が待っている。



「後輩の●●です。はじめまして。書類を受け取りにきました」

「はい、これ」

「確かに受け取りました。では」



※そして、男はテクテクと歩いて駅に向かって消えていった……。







と、こんな感じで、200万円が「あっ」という間に持っていかれました。




その後、兄から連絡がないことがおかしいと思った母は、

兄の携帯に「お金は受け取りましたか?」というメールを入れると、

兄が「なんのこと?」ということで事件が発覚。

その後、警察に届けを出して、

竹内家の実家は葬式のように暗い年末を迎えるようになりました……。







最初に断っておきますが、

私の実家はごくごく普通の家庭で、

決して裕福なほうではありません。

当然、200万円は大金です。


おそらく、母親が万が一のためにコツコツ貯めたお金で、

老後の「いざ」という時のために、とっていた虎の子の貯金だと思います。

それが、自分の息子を守ろうとした善意を利用されて、

まんまと騙されたわけですから、

おそらく、そのショックは計り知れないものがあります。




しかも、この年末です。


「孫にお年玉もあげられない」


そう言って、母はずっと泣きじゃくってました。

さぞかし、悔しかったと思います。


特に、こんな詐欺の手口に自分が引っかかってしまったことに、

そうとう、情けなくなってしまったんだと思います。






で、ここでちょっと冷静に事件を振り返ってみたいと思いますが……。





まず、私が母親と警察から手口を初めて聞いた時、

率直な感想としては「すげぇ」の一言でした。



本当によくできている「仕掛け」だと思いました。



ちょっと文章で書いてしまうと、

安っぽいベタな詐欺商法としか伝わらないのが悔しいんですが、

最初の電話の内容から、最後のお金の受け取りまでの流れは、

すべて辻褄があっているし、

ストーリーとしては、非常によくできていると思いました。

まさに「臨場感」抜群の演出です。

オレオレ詐欺にあった被害者の家族が言う言葉ではありませんが、




人から金を騙し取る仕掛けが、よく研究されています。



おそらく、この一連の流れを完成させるために、

たくさんの失敗をして、たくさんの仲間が捕まり、

それでも、懲りずに試行錯誤を繰り返して、

それで行き着いた、いわば「究極のオレオレ詐欺」であることは、

やはりここで認めざるを得ません。




それともうひとつ。

10分おきに電話がかかってくるところも巧妙だと思いました。



相手に「おかしい」と考えさせる隙を与えません。

ずっと緊張感を保たせるために、

たえずストーリーを転がせるのは、

1回や2回の練習では、演技をし続けるのは難しいと思います。



つまり。



ここが一番、私の認識の甘かったところなんですが、

「オレオレ詐欺」をやっている奴らは、



バカじゃないっていうことです。



いかに、確実に相手から金をだまし取るかということを突き詰めて、

さらに、時代にあわせて、

次から次へと「騙し方」というビジネスモデルを進化させていくというのは、

決して頭の悪い人たちではできない芸当だと思いました。





「オレオレ詐欺なんてやる奴はバカだ」




と、今まで事件の概要だけを捕らえて、感情だけで決めつけていましたが、

その甘い考えが、逆に「私はこんなバカに騙されない」という隙を作ってしまい、

結果、そこをつつかれた……というのが、

おそらく、今回の一番の敗因のような気がします。





本当に考えれば、考えるほど、腹が立つぐらい、

この詐欺システムはよくできています。





例えば、最後の「書類」といってお金を受け取るシーンも、冷静に考えれば凄いですよね。


だって、ここは一番捕まる可能性が高い危険なポジションなんですが、

もし、仮にここで捕まったとしても、そいつはおそらく、



「僕は知らない人に頼まれて、書類を受け取るようにと言われただけです」


という言い訳ができるので、

見事にトカゲのしっぽ切りができるようになります。

(本当に、そこらへんに歩いている奴を1万円ぐらいで雇った可能性もあるし)



あと、これは警察から聞いたんですが、

どうやらオレオレ詐欺の集団は、地元の卒業アルバムとか見ながら電話をかけているそうなんですね。

『昭和30年~50年』ぐらいに生まれた『男性』に的を絞って、電話をかけまくれば、

少なくとも「“オレ”と名乗って不自然じゃない相手」の家に対して

「年老いた親」が電話に出る確率が高いわけですからね。



がむしゃらに、あてずっぽうに電話をかけていたら、

いつまでたっても「騙しやすい相手」にたどり着くことができません。



でも、リストを絞り込めば、最少人数で、効率よくテレアポができるわけですから、

このオレオレ詐欺のリーダー格の人は「顧客リスト」の重要性を

非常によく理解している人だと思います。





さらに、こんな最悪なビジネスモデルをやっている「スタッフ」に対して、

高いモチベーションを維持させている仕組みも凄いと思いました。




おそらく、どうしようもないクズ人間ばかり集めているのにも関わらず、

そいつらを教育させて、警察に捕まるリスクまで背負わせて、

それでも、このような非社会的なビジネスをやらせ続けられる、

このマインドコントロールの方法は、ある程度、社会人経験のある人でなければ、

構築できないとも思いました。



まぁ、この「人を騙してお金を奪う」という詐欺のビジネスは、

スリル感もあるので、それが病みつきになっているところもあると思いますし、

あと、簡単に100万、200万が手に入ってしまう“うまさ”を覚えてしまうと、

なかなか人間、その犯罪のようなビジネスを辞めることができないんですけどね……。





で、これはネットに出ていた情報なんですが、

母親に対して、マメに連絡を取っている家のほうが



オレオレ詐欺にひっかかりやすいそうです。



なぜならば、家に電話がかかってきても不自然じゃないし、

そういう家のほうが家族の結束が堅いので、

逆にすぐに情報信じてしまって、引っかかりやすいらしいんですね。




あと、オレオレ詐欺の被害にあった8割ぐらいの人が、


「自分は引っかからないと思っていた」

という自信のあった人たちらしいです。




ここからは、かなり独自の推測になってしまうんですが、

僕はたぶん、このオレオレ詐欺は、「しっかりした人」ほど、

引っかかりやすいのかなぁと思いました。

「しっかりしている人」は、逆にこういう作られたストーリーに、

乗せやすいんだと思います。

逆に「しっかりしていない人」は、予定調和で動けないから、

やっぱり、どこかで、この作られたストーリーから

はみ出してしまって、詐欺から逃れられるんだと思います。



だから、私は今までオレオレ詐欺の被害者のイメージは、


・孤独な老人
・ひっかかりやすいボケた人

そう思っていましたが、

実際に被害者の家族になって分かったのは、

・家族の絆が強い
・しっかりした人


というのが、実際のオレオレ詐欺の被害者像であり、

僕の描いていたイメージと大きく違ったところだったりします。








と、こんな感じで、ほぼ職業病に近いんですが、

コンサルタント視点で、今回のオレオレ詐欺を振り返ってみました。





今回の事件を教訓に、我々が防御策としてやるべきことは、

オレオレ詐欺に対して、認識を大きく変えることです。




彼らは、「プロ」の詐欺師なんです。



警察に捕まるリスクを背負っているわけですから、

相当の覚悟で、このオレオレ詐欺をやっていると思います。

むしろ、僕らが「商売」をやっている感覚よりも、

もっともっと命をかけて、もっともっと真剣にやっている可能性もあるから、

逆を考えれば、こんなプロの手にかかってしまったら、

素人のおばあさんなんか、一発で騙されるわけです。



おそらく、この振り込め詐欺が、

今もなお、社会からなくならないのは、

警察に捕まる確率がそれなりに低くて、

それでいて、確実に金が取れる詐欺だから、

世の中から消滅しないんだと思います。



被害者も、それなりに「しっかりした人」の可能性が高いので、

それを考えたら、プライドもあって、

被害届けも出していない可能性もありますよね。



そう考えると、世の中のもっとたくさんの人が、

この「オレオレ詐欺」に引っかかっていることが考えられます。





「いやいや、竹内さんのお母さんが、ちょっとオマヌケなだけなんだよ」





おそらく、そう思っている人もいると思います。

事実、私もテレビでオレオレ詐欺の被害にあった人のニュースを見て、




「わー、バカな人もいるもんだ」



と思っていました。

でも、実際に今回、自分の母親が被害にあって、

自分がその一連の詐欺の流れを聞いて、




「こりゃ、ひっかかるよ」



と思ったところがあります。

もちろん、自分の母親だから贔屓目に見ているところはあると思いますが、

それでも、同じような手口で、

引っかかってしまう人が後をたたない現状を考えれば、

やはり、多くの人が、オレオレ詐欺に対して、



「あいつらは、プロの詐欺集団である」



という、認識を持たなければ、

いつまでたっても、この被害はなくならないんだと思います。




だから、みなさんも実家に帰ったら、

ぜひ、このエピソードを両親に伝えてください

「こんなバカな詐欺に引っかかっちゃう人がいてさ」



っていう、笑い話でも構いません。


正月、実家でそのような話をして、少しでも、その人の記憶に残って、

被害が少なくなることが、

唯一の、今の悲しみにくれる母親の心の救いにはなると思います。




最後に。



もし、最悪、自分の母親が被害にあった場合、

家族は「心のケア」だけはしっかりしてあげてください。

60歳になってから、「人に騙された」というのは、

相当な、自信喪失になります。


悲しいし、悔しいし、恥ずかしいし、

夜も眠れない思いをすることになります。



だから、そういう被害にあった人の心の傷を、

家族でフォローしていくことも、

やはり必要なんだと、改めて被害者になって気づきました。





どちらにせよ、これ以上、被害が拡大しないことを祈るばかりです。



そして。



このオレオレ詐欺に加担した犯罪者さのみなさん。

あんたたちは、プロだし、頭もいいかもしれないけど、

ろくな死に方をしないことは確かなので、

それだけは覚えておいてください。




人生の貸借対照表は、ちゃんとバランスよくできているんですよ。


【マスコミ関係者様】
現在、このブログに関する取材は受付けておりません。ご了承下さい。


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経営コンサルタントkoboのトラブル騒動について考える。


こんにちは。
経営コンサルタントの竹内です。


まず、今回のkobo騒動に関しては

「本を読みたかった人」「端末に期待した人」の、

2種類の人が存在していたのが騒ぎが大きくなった要因だと思います。


「本を読みたかった人」にとっては、

koboの性能は十分、本を読むのに耐えられるものだったんですが、

「端末に期待した人」にとっては、

スマホやipadのような性能を期待していたので、

それに比べると、「なんじゃ、このポンコツは!」という感覚になったんだと思います。



だから、今回のこの騒動に関しては、

純粋に、「楽天の不手際」「koboの性能の悪さ」だけが

要因ではなかったと思います。



ある意味、「電子書籍に興味のない人」が購入した可能性が高く、

そのことが騒動を加速させている可能性は十分に考えられます。






そして、もうひとつ騒ぎを拡大したのが、

「楽天市場」の利用者の「」の問題です。



楽天市場のお客さんは、「レビュー」を書くことが大好きです。

レビューを書いてポイントをもらったり、

景品をもらったりして、成長してきたお客さんばかりですから、

何かあったら、すぐに“レビューに書き込む”という特性があります。


だから、今回は、その習性がモロに出てしまい、

一般のサービスに比べて、レビューが炎上しやすい環境にあったというのが、

騒動をさらに加速させた要因に思えます。



これがもし、アマゾンやヤフーショッピングであれば、

もう少し「レビューを書く」という習慣がおとなしくなるので、

ここまで炎上しなかったのかもしれません。




ただ反面、メリットがあったのも事実です。



koboを購入したお客さんのストレスが、

「楽天のレビュー」に流れてしまったために、

ツイッターやフェイスブックに、そんなに大きく派生しなかったことも、

炎上が今以上に大きくならない要因と考えられます。


騒動が炎上しやすいツイッターに話があんまり飛び火していないことを考えると、

ある意味、これは楽天にとって“ラッキー”だったのかもしれません。





それと、もう少し客観的な見方をすれば、

koboは公称では10万台売れたそうなので、

全部が全部ポンコツ品だったら、もっとレビューは荒れていると思います。


だから、悔しいですが、三木谷さんの、


「騒いでいるのは、ごく少数の人たちですよ」


という取材発言は、あながちハッタリでもないように思えます。




■三木谷さんのインタビュー記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120727/235043/?ST=pc




ただし、今後の展開を考えると、

今回のkoboのスタートは、ちょっと楽天にとったら痛かったように思えます。





まず、今回の電子書籍事業に関しては、

楽天は「ごめんなさい、失敗でした」と、

そう簡単に頭を下げられない事情があります。



まず、今回の騒動は「電子書籍」に限った局地的な話ではないという点です。



ご存じだとは思いますが、

今まで日本のEコマース市場は楽天の独壇場だったんですが、

ユニークユーザー数ではアマゾンに抜かれてしまい、

ちょっとピンチな状況ではあるんですね。




■アマゾンと楽天のユニークユーザー数の比較
http://ameblo.jp/netconsulting/image-11171938142-11809178884.html



そして、そんな追い込まれている状況で、

アマゾンにキンドルの端末をバラバラと撒かれしまったら、

電子書籍だけではなく、Eコマースの市場まで

がっつりアマゾンに奪われてしまう可能性だってあります。

(キンドルでアマゾンの商品が簡単に買えるとか)





だから、楽天としては、是が非でも、


キンドルよりも先に、電子書籍の端末をばらまいて、

お客さんを囲い込んでおく必要があったわけです。



しかし、このような出だしでズッコケてしまっては、

逆効果としか言いようがありません。


だいたい、こういう「悪い商品」が出回った後に、

市場に出回る後発の商品は、多少、性能が悪くても、


「前に発売された奴よりもいいじゃん!」

という評判になります。



当然、後発モデルのほうが、

そういうリスクをすべて打ち消して販売してくる可能性が高いので、

余計に、そういう修正された部分が、

際立って消費者には見えてしまうところがあります。



だから、おそらくキンドルが発売されたら、




「なんだよ、koboよりもぜんぜんいいじゃん」





っていう話にはなると思います。






そうすると、koboは絶対に窮地に立たされますよね。






なんたって、koboは7980円、ポイント還元だったら5000円ぐらいで買ったことになりますから、

もし、使い方に不満があって、ストレスをためているような消費者がいれば、




「koboは安かったし、もう使うのは止めて、キンドルに切り替えよう」




という発想が出てきてもおかしくありません。


つまり「安く買った」というメリットが、

ここに来て「安く買ったから、もう捨てちまえ!」という、

商品への見切りへと発展する可能性が十分にあるわけです。




そうなったら、一気にアマゾンのキンドルが電子書籍の市場を奪って、

koboはマイナー端末になる恐れがあります。

少なくとも、本の販売数で、

楽天ブックスとアマゾンぐらいの差は出てしまうのかもしれません。





「ははっ! 楽天、ざまーみろ! 調子に乗るからだ!」





楽天に苦しめられた経験のあるネットショップの社長さんの中には、

痛快な気持ちになっている人も多いと思います。





しかし、実は私たちにとって、

電子書籍の市場がアマゾンのキンドル1本で独走されると、

困ってしまう点もあるんです。




まず、アマゾンの独走になってしまうと、

出版社側は、アマゾンの言うことを絶対的に聞かなくてはいけなくなります。


例えば、出版社側が、アマゾンから、

「今まで10%の報酬だったのを、明日から20%だ」

と言われた場合、

もし、楽天のkoboが電子書籍の市場を半分ぐらい持ってくれていたら、


「分かりました、じゃあ、楽天のkoboで売りますから」


という強引な条件に対して、交渉のカードを切ることができるんですね。




でも、電子書籍の市場を、アマゾンのキンドルが1社で独占していると、


「あっそう、言うこときかなければ、キンドルであなたの出版社の本は売りませんから」


と、逆にカードを切られてしまう恐れがあるんです。



そうすると、出版社側は、当然、利益が削られるので、

出版する本の質は悪くなります。

中小の出版社はつぶれて、大企業の出版社しか残らず、

本や雑誌の独創性は急激に狭まり、

「本」という楽しみは、今以上に減退する可能性があります。




だから、ある程度、電子書籍に関しては、

「楽天VSアマゾン」で戦い続けてもらった方が、

僕ら、読み手側にとったら、良い点のほうが多かったりするんですね。





このように、どんな商売でも、1社に市場を完全に独占されることは、

あんまりいいことではないんです(もちろん、メリットもありますが)。


今のネットショップが楽天から抜け出せないのと同じで、

1社独占は、店子を苦しめて、自由度をなくしてしまう恐れがあるんです。




電子書籍のメリット・デメリットはいろいろあると思いますが、

やっぱり、ここは楽天にももう少し頑張ってほしいし、

koboにはもうちょっと電子書籍の市場で踏ん張ってもらいたいですよね。



今後のkoboの予測ですが、

もしかしたら、楽天は追い込まれた勢いで、





koboを無料配布するかもしれません。





ヤフーBBじゃありませんが、

とにかく市場を先に独占するほうが大事。

キンドルが1mmでも入ってくる隙間をなくして、

一気に電子端末を無料でばらまいて、勝負にかけてくる可能性もゼロではありません。


多少のクレームもお構いなし!

最初に購入した人が激怒りしていたとしても、



「文句を言っているのは少数派ですよ。はっははっ」



と、三木谷さんは胸を張って言いきれる強いハートがあります。




まぁ、そんなことやって利益が出るかどうか微妙ですが、

そのくらいのリスクのあることやらないと、

こんな大きな市場を、独占することなんてできないんでしょうね。





商売は、規模が大きくなっても難しいもんです。



どちらにせよ、早く正常な業務に戻って、

僕のkobo直してください




経営コンサルタントのポップ作り

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これだけ自分の写真があると、経営コンサルタントとはいえ、気持ち悪い・・・。

Facebook(フェイスブック)はネットショップに必要か?【経営コンサルタント】


さて、メルマガで、

フェイスブックについてちょっと触れたところ、

いろいろな方から質問をされたこともありましたので、

この場を借りて、私、竹内謙礼のフェイスブックに関する

見解をまとめて回答させて頂きます。



まず、「フェイスブック」を考える際に、

3つの“壁”があることを理解して欲しいと思います。



この“壁”があるために、

私は


「フェイスブックは販促に使えない」


という見解を出しました。







まず、1つの“壁”が、

フェイスブックは「そもそも販促を前提に作られていない」という点です。

人と人がコミュニケーションを取るために作られたツールであって、

モノを売り込んだり、宣伝したりするためには、

前提として作られていないという点があります。


「でも、企業のファンページとかあるでしょ?」


はい、そうかもしれませんが、

それでうまくいっているのは、ごく限られた大企業のみです。


・全国にチェーン店があって、機会損失が限りなく少ない。

・担当者がいて、マメに返信してお客さんと深いコミュニケーションが取れる。

・フェイスブックに人を呼び込むだけの宣伝広告費がある。



などなど、これらの条件が重なった時に、

はじめて、「販促」で役に立つ“可能性”が出てきます。



しかも、ここで断定ではなく、“可能性”と言ってしまうのは、

大企業であっても、フェイスブックを使って売上が立つか立たないかは、

かなり可能性としては『低い』と踏んでいます。



なぜならば、そもそも「コミュニティ」というフィールドで、

「企業」が何か商品を宣伝したり売り込んだりするのは、

ちょっと難しいのが現状があるからです。



分かりやすく言えば・・・。




例えば、同窓会でみなさんが何年かぶりに集まったのにも関わらず、

参加者の一人が、同級生のみなさんに

石鹸を売り込んだり、浄水器を売り込んできたら、

やっぱり、周りの人は引いてしまいますよね?



つまり、みんなが「もっと深く話したい」という場で、

「モノを売り込む」というのは、まったく真逆の心理になってしまうわけです。




「いやいや、さりげなく売り込めばいいんだよ」




という人もいますが、

そういう「さりげなくモノを売り込む」という文章の能力って

非常に高度なものが求められると思いますよ。



文章を書き慣れた私だって、

たぶん、「さりげなく売り込め」と言われたら、

ちょっと難しくてできないと思います。




あと、そんな実名ばっかりでコミュニケーションを取っている場で、

会社の看板背負って、



「フェイスブック上で何か面白い企画やれ」

「フェイスブック上で何か面白い発言しろ」



って言われても、

そう簡単にはできないのが現状です。

仮にフェイスブックでそれができるんだったら、




とっくにネットショップでそんな爆笑企画はできているはずです。





つまり「フェイスブックだからできること」って、

とっくにホームページやブログ、メルマガでできているはずなんです。



おそらく、フェイスブックで流れる情報も、

フェイスブックで流れるコメントも、

実名が条件の発言になるので、

かなり周囲に気を使った、無難なものばかりなって、

あんまり面白くないものがうじゃうじゃと溢れていて、

読んでいるほうもすぐに飽きてくると思うんですよね。



こんな発言の場だったら、企業のファンページを追いかけているよりも、

自分の友達のくだらない発言を追いかけているほうが、

ずっとずっと面白いはずですよ。




そもそも論、でですよ。



もし、フェイスブックという「コミュニティ」という場で

「販促」そのものが成立するのであれば、

先駆者の「ミクシィ」で、どっかの企業が、

先に販促で成功しているはずですよね?



だけど、ミクシィで顧客をファン化させて、

爆発的に商品が売れたって話を、

私は今まで耳にしたことがありません。



さらに、フェイスブックを通じて、

ネットショップが物販でうまく言ったって話も、


あんまり聞いたことがありません。





たまに耳にするのが、


「英語で説明した商品で、外国人ウケする商品を販売した」


という特殊事例ぐらいです。


あと、ごく稀にですが、

フェイスブックでネット通販に成功したという事例も聞くんですが、

だいたいが、


・そもそもメルマガでファンを囲い込んでいて、
 コミュニティが盛り上がりやすい地盤があった。

・昔からネット通販をやっていて、濃いお客さんが多かった。

・趣味性が強い商品で、顧客同士がコミュニケーションを取りたがっていた。

・店長のキャラが濃かった。




だいたい、この4通りに属します。

でも、これらの4通りに属するお店は、

無理してフェイスブックでお客さんを囲い込まなくても、






たぶん、ネットショップだけでもビジネスは成立していると思いますよ。





だから、この点で、

僕は一般的な、ごく平凡なネットショップ、特に価格重視に陥りやすい、

楽天市場やヤフーショッピングのネットショップは、

フェイスブックのようなコミュニティサイトは、




やる必要が「ない」と思っています。
(言っちまったよ)




少なくとも、このフェイスブックを通じて、

一発逆転で売上が伸びることは、ほとんどないと思っています。








で、次に2つ目の“壁”ですが、



フェイスブックが「使える」か「使えないか」という論争の前に、



「みんなやっているから、やらないと不安」



という、恐怖心から、フェイスブックをはじめる人が多いという現実です。



人間、自信のないビジネスをやっていると、

とにかく不安がつきまとうものです。


「売上が伸びないのはなぜだ?」


という不安感が出てくると、

どうしても、「みんながやっているもの」に対して、

やらなくては気がすまない気持ちが芽生えてきます。


しかも、これが「無料」だったり、月々「数千円」という金額の利用料だと、

なおさら、「やってもいいかも」と思ってしまいますし、

「みんながやっているもの」を「やらない」で我慢できるほど、

人間、精神的に強くできているものではありません。




だけど、ここで強く認識しなくてはいけないことは、

「みんながやっていること」と「ビジネスで使えること」というのは、

まったく関係性がないという現実です。



人それぞれビジネスモデルも商材も違いますから、

「みんながやっている」というのは、

あまり個々のビジネスモデルの指標にはならないんですね。



逆に、「みんながやっているもの」に、

安易になびいてしまう人は、

自分の目指すべき方向や、ビジネスモデルそのものを理解していない可能性があり、

そう言う、目指すべき方向性が右にも左にもぶれてしまう人が、

今後の厳しいネットビジネスの世界で、

生き残っていくのは、ちょっと厳しいというのが現状なんだと思います。



仮に百歩譲って、フェイスブックを利用するのであれば、


「どうやって売上を伸ばすのか?」

「どうやってお客さんに商品を売り込んでいくのか?」

「どうやって新規顧客を獲得してリピート客を増やすのか?」




このへんの戦略をしっかり持った上で取り組まなくては、

絶対に失敗してしまうのは、明らかだと思います。


少なくとも、


「みんなやっているし、やらないよりはやった方がマシか」


という、考えることすら放棄した、

安易なスタンスでフェイスブックをはじめる人は、

おそらく、自分のビジネスに対しても、将来に対しても、

なんの根拠も疑問もなく、

ぼんやりと日々の仕事をこなしている人だと

周囲に判断されてしまう恐れがあります。








で、最後の3つ目の“壁”が、

個人で使って便利なものが、

売上を伸ばすために便利なものとは限らないという点です。





フェイスブックは、僕も少し使い慣れてきましたが、

これはこれで、個人で使ったら凄い面白いものだと思います。

多くの人が使ってもいいと思いますし、

まったくもって存在そのものを全否定するつもりはありません。

それに、情報収集のツールとして利用するのであれば、

充分、ビジネスの世界で通用するツールだとは思います。

あと、私のような「個人」を売っていかなくてはいけないビジネスは、

フェイスブックは非常に使い道のある販促ツールだと思います。



ただ、個人で使って便利だと思ったものが、

即、販促の現場で使えるものかといえば、

それはちょっと厳しいと思います。





人に「モノを売り込む」というのは、

相手から「お金を引き出す」という行為であって、

常に利害関係が存在しているものなんです。


だから、買う側も、ある程度、

「この売場には金銭のやり取りがある」という覚悟を持った上で、

「買い物」という行為にいそしんでいるんだと思います。




しかし、利害関係を必要としない「個」の現場では、

そういう行為は、ほとんど無視されてしまうのが現状です。


そのような利害関係が生まれる、

ブログやメルマガ、ネットショップやホームページの世界と、

一線を引きたいという人が、

「フェイスブック」という市場に流れて利用しているわけであって、

そこに利害関係のある「売り込み」が入っても、

やっぱり反応はよくないんだと思います。






というわけで、

「フェイスブックがネットショップにとって必要ない」ということを、

いろいろ書かせてもらいましたが、

当然のことながら、この先、ネット業界がどうなるのかは

誰にも分からないことだと思います。



かなりの確率で、フェイスブックの利用者は今後も増えていくし、

その市場に対して、今から企業として手を打っていくことは、

経営者として正しい判断なのかもしれません。



ただ、仮にフェイスブックの利用者が爆発的に増えたとしても、

そこにはたくさんの企業が参入してくるはずだし、

そこでまた競争が激しくなって、

価格競争に陥ったり、広告費合戦に陥ったり、

結局は、今のネットビジネスの厳しい現状は何一つ変わることはありません。




私は最近、

ネットビジネスの成功の秘訣は、




「グーグルと楽天に頼らないビジネス」なんじゃないかなぁと思ったりしています。




ここに頼ってしまうと、

どうしても、厳しい競争に晒されてしまうので、

もっともっと別のところでビジネスの本質的な部分を磨いていかなければ、

生き残っていくのは難しいんじゃないかなぁと思っています。




ここで仮にですよ。




もし、フェイスブックが一大ブレイクした場合でも、

おそらく、今度はフェイスブックに依存するビジネスモデルが待っているだけで、

何の解決策にも繋がらないと思います。

フェイスブックに稼いだお金が徴収されて、

フェイスブックの厳しいルールに従って、

それで、少ない利益をまたむしりとられる、

奴隷のような商売が待っているだけで、

今の状況となんら変わらないのが状況だと思います。



むしろ、自分のビジネスの首根っこを掴む“ご主人様”が一人増えただけで、

もっともっと苦しい生活が待ち受けているだけかもしれません。






いいですか?





今、自分のビジネスで頭を抱えている人は、

「今やらなくてはいけないこと」を、

もう一度、自分に問いただして下さい。



フェイスブックを使うことも、

フェイスブックを使わないことも、

全ては、みなさんの判断だし、

みなさんが責任を持ってやらなくてはいけないことです。



ただ、ひとつだけ理解しなくてはいけないことは、

今回の「フェイスブック」に関しては、

その判断の根底にあるスピリッツが大事なんだと思います。



「自分の意思による判断でフェイスブックをはじめるのか?」

「周囲に流された判断でフェイスブックをはじめるのか?」




これは同じ結果になったとしても、

今後の自分の人生における「スピリッツ」の問題になってくるので、

とっても大事な判断になっていくんだと思います。





私、個人の意見としては、

こんな販促に明らかに使えないフェイスブックというツールを、

あたかもネットビジネスにとって「必然」と煽り立てる業界と、

その誘導に、まんまと乗ってしまう利用者も、

かなり、疲れ切っているんじゃないかなと思ったりもしています。


おそらく、もうこれ以上、ネットビジネスの世界は、

価格競争と広告費合戦に、耐えられなくなってきているのが、

この「フェイスブック」のブームに現れているんじゃないかと思います。



結局のところ、フェイスブックが盛り上がれば盛り上がるほど、

ネットビジネスの販促も、

限界に近づいているのかなぁと思う今日この頃です。



なぜ「限界」と思うのかって?



だって、先述したように、

コミュニティの市場には「売り込み」は通用しませんからね。


おそらく、フェイスブックが主導権を握れば握るほど、

広告もメルマガも通用しない市場が待っているんだと思います。





友達に聞いて、友達から情報を仕入れて、友達に配信していく・・・。





そんな究極の「口コミ」の世界が成立したら、

ネットビジネスは、本当に「販促」が通用しない世界になってしまうと思います。



そうなると、




さらにテレビや新聞の宣伝広告費に長けて、

どんなに安く売っても利益が出る価格競争に強い、

ダントツの商品力を持った、




「大企業」が圧倒的に強い市場になっていくと思います。




フェイスブックが広がれば広がるほど、

中小企業の入り込む余地はなくなっていくというのが、

10年後、20年後のネットビジネスの現状かもしれません。




もしかしたら、「インターネット」という便利なツールに

いつのまにか商売人は頼りすぎてしまい、

「お金を稼ぐ」という本質の部分が、

昔よりも鈍化してしまっているかもしれませんね。




2日目は修行だ!修行だ! 【経営コンサルタント】


さて2日目。



昨日は雨が降っていてよくわかりませんでしたが、

部屋からは琵琶湖が一望。

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はい、ここで滋賀県民のみなさんにお詫びしなくてはいけません!




琵琶湖、美しいっすよ・・・。



いやー、こんなにキレイだとは思いませんでした!

しかも、広いし大きいし、海みたいだし、

そのくせ、ベタベタした海岸線特有の浜風はないし、

そよ風も心地よいし・・・。



かなり滋賀県、ポイントアップです!

ええ、本日より私の第二の故郷と呼ばせて頂きましょう!






さて、そんな中、もしもサミット2日目の早朝から始まったのは、

私、竹内学長によるキャッチコピー特訓講座。


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キャッチコピーのお題が出されて、

チームごとに分かれて、ワークをこなしていきます。




ちょっと苦戦するかなぁと思ったグループワークだったんですが、

みなさん、さすがにトップクラスの

ドロップシッピングとアフィリエイターだけあって、

難なくお題目をこなしていきます。




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しかも、みなさん、超マジモード!


あまりにも「マジモード」になりすぎて、




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竹内学長のさりげない
ハチマキのギャクにも無関心のようです。




さらに佐藤君にいたっては、



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なにごともなかったように、
フツーの態度で振舞う始末。





竹内学長、場を和まそうと、昨日の夜から考えていたギャグだったんですが、

不発で終わり、ちょっと可愛そうです。




さて、キャッチコピー特訓の後は、

ワードシーカーの松田氏を招いての、

キーワード広告の攻略講座でした。


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投資が難しいキーワード広告に対して、

いかにドロップシッピングやアフィリエイトのショップオーナーが、

効率よく投資していくのか、

その点を分かりやすく解説してくれました。



個人のネットショップ運営者と、

法人のネットショップ運営者とでは、

キーワード広告の投資への考え方が正反対になります。

さらに、仕入れが発生しない

ドロップシッピングやアフェリエイトにとって、

重要視しなくてはいけないポイントと、

割り切って考えなくてはいけないポイントがあり、

まさにキーワード広告運用を専門とする人からの意見に、

目からウロコの話をたくさん聴くことができました。



で、その後、もしものSEO担当である、

佐藤氏から、最新のSEOノウハウ伝授の講義。


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いやー、これも明日からすぐに使える、

実践的なノウハウばかりだったので、

非常に役に立ちましたね~。







と、ここまでの講義で、

一応、名目上の「もしもサミット」は終了となりました。





その後、ホテルを飛び出して、

もしもサミット一向は、琵琶湖の畔へ移動。


そして、昼食も兼ねて琵琶湖クルージングに出発です!



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じゃーん!




湖のクルージングだからと舐めていましたが、

客船は、レトロチックで雰囲気抜群!



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船内はなかなか豪華です!
(料理もうまい!)



で、昼食ランチ後、甲板に出て、

佐藤君と一緒に、広々とした琵琶湖を眺めることにしました。


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湖の風を浴びながら、気分よくクルージングをしていると、

なんだか見たこともない物体が、

琵琶湖の上に浮かんでいました。


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「佐藤君、あれ、何?」

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「えっ、知らないんですか!」

「あ、ごめん、知らないよ」

「マジっすかー。知らない人いるんだなー」

「・・・そんなに有名なの?」

「そりゃそうっすよ。日本人の常識っすよ!」

「・・・教えてくれよ」




「あれは、自動水質観測塔ですよ」




「……」

「太陽光で、動いているんですよ」

「……」

「自動的にデータがですね、水質検査場に送られてですね」

「……」

「あっ、琵琶湖の他にも水質観測塔は日本全国に……」

「……」




「竹内さん、もしかして、この話、興味ないっすか?」



「ねーよ」
(っていうか、なんで詳しいんだ?)






その後、遊覧船から降りて、

一同は京都にある「建仁寺」へ。


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なんとも風情のある京都らしいお寺です。


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竹内学長、修学旅行気分で記念撮影♪


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実藤くん、君は修学旅行気分にならなくていいよ・・・。




で、一向は、

重々しい雰囲気の中、お寺のお坊さんにお寺の中を案内してもらいました。



まず、最初に飛び込んできたのが、

天井に描かれた迫力ある双竜の図。


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絶句もんですね・・・素晴らしいです。


さすが、日本の文化。


私は感動のあまり、じっとその竜に見入ってしまいました。





しかし、ずーっと見入っていると、












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この絵を描いたのはゲゲゲの「水木しげる」か?


なーんて、思ったりしちゃいました。





その後、通されたのは、達磨の肖像画です。


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非常に有名な自画像で、

お坊さんが、とってもありがたい話をしてくれました。


===============
「七転八起」の1回分の多い「起」は、
みんなに手伝ってもらって起こされる、
最初の「起」なんです。

===============


いい言葉です。



最初にやってもらった感謝の気持ちを、

忘れるなってことですよね。


この達磨さん、結構いいことを言います。


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私、感動して、ずっと見入ってしまいました。


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「・・・…ん?」


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もしかして、ちょっと挙動不審ですか?(違います)




さてさて、次に見に行ったのは、風神雷神の絵です。


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これは、歴史の教科書にも出てくる

とっても有名な写真ですよね。


私も間近で見るのは初めてです!


せっかくだから、もっと近くで、じっくりと……。



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むむっ!


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むむむむっ!








結構、おっぱいがたるんでる……。







その後、寺の中を一通り見学した一行は、

最後に座禅を組むことにしました。




そして、案内してくれたお坊さんからは、とってもためになる

ありがたいお話を聞かせていただきました。


============

人間、生きていくということは、

「苦しむ」ことなのです。

その苦しむことを、人間は常に、

飲み込んでいかなくてはいけないのです。


「古い」「草」と描いて「苦」という字になるとおり、

古い草を飲み込むと、当然のことながら「苦い」思いをします。

しかし、それを飲み込まなくては、

人間、生きていくことができないのです。


============




人間は生まれた時から、

常に「苦」が付きまとう……。




確かに、その通りかもしれません。



生きていくこと自体に、実は「楽なこと」はほとんどありません。

「苦しいこと」が積み重なっていくことが人生であり、

その中で、一時の「楽」があるからこそ、

その「楽」を思う存分、人間は楽しむことができるのです。


だから、人間はその「苦」に対して、

常に受け入れるための度量がなくてはいけません。

その度量がないと、常に「苦」から逃げてしまい、

安易に「楽」を求めてしまった結果、

さらに辛い「苦」を味わうことになってしまうのです。



この話を聞いて私は、

ドロップシッピングもアフィリエイトも、

同じことが言えるんじゃないかと思いました。



確かに、インターネット市場の競争が激化していく中で、

「個人」という力は、小さなものなのかもしれません。

大企業が大金をつぎ込んで、このネット市場に参入してくる中では、

個人技だけで戦っていくのは、まさに「苦」を伴う

修行のような作業の繰り返しが現状だとは思います。


SEOもキーワード広告もキャッチコピー作りも、

どの作業も「苦」の塊でしかなく、

本来であれば「楽」が求められる時間を費やしながら、

修行のような「苦」の時間を過ごすわけですから、

これはこれで、精神力を強く持っていなくては、

なしえない作業とも言えます。


しかし。


実は、多くの「苦」の中で、一瞬の「楽」を求める作業は、

人生そのものであり、

ごくごく普通の出来事だということに、

多くの人が気づいていないのが現状です。

ページ作りや検索対策という、大変な作業を、

真正面から受け止められる度量があるからこそ、

ドロップシッピングやアフィリエイトで

商品をガンガン売ることができるのです。



「お金を稼ぐことが、常に『苦』を伴い、
そして一瞬の『楽」を求めるために、
『苦』に耐え続ける」




このことが分かっている人たちが、

今回の「もしもサミット」に参加した、

ドロップシッピングやアフィリエイトの

優勝者のみなさんなんだと思います。



そして、その違いは、

決してフツーに暮らしている人達と、

大きな差は無いんだなと思いました。





なんか京都のお寺に来て、

ネットビジネスの真髄を見た感じがしましたね……。



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学長竹内、座禅でちょっと開眼しましたよ。






みなさんも、ぜひ、機会があったら、

健仁寺に、座禅しにきてください。

心が休まって、とっても落ち着いた気持ちになれますよ。


でも、万が一、座禅の時に


「お金儲け」「女」「地位」「名誉」……

こんな邪念が頭をよぎると!




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バシッと肩をひっぱたかれますからね!
(ちなみに、叩かれているのは邪念が多い実藤氏)




ということで、ノウハウ的にも精神的にも、

一回り大きくなった、今回のもしもサミットでした。

さて、次回はどこで開催されるのかなぁ……。


楽しみだ、楽しみだ♪



↓面白かったら拍手♪拍手♪



今回の「もしもサミット2011春」記事一覧
今年の「もしも選手権」のご褒美ツアーは……
1日目は「ソーシャル」と「舞妓」の勉強会だぜ!
2日目は修行だ!修行だ!




1日目は「ソーシャル」と「舞妓」の勉強会だぜ! 【経営コンサルタント】


もしもサミット当日。


集合場所の京都駅に到着。


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一足早くスタンバっていた、もしも社長の実藤氏と、

ツアー担当の佐藤氏と落ち合う。

しかし、集合時間が近づいているのにも関わらず、




人が集まってくる気配が一切なし!



「佐藤君、誰もこないじゃないか?」

「そ、そろそろ来ますよ」(汗)


「国内開催だから、みんなバックレたんじゃないの?」


「そんなことないですよ!」

「滋賀県じゃなくてさ、京都で良かったじゃん」



「竹内さん、これ以上、へんなこと言うと
琵琶湖に放り込みますよ!」(怒)


そうやってギャーギャー言っているうちに、

ポツリポツリと参加者が集合。

「勉強会だから、そんな集まらないだろー」

って、鼻っから思っていたんですが、

なんと集まったのは、





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総勢17名!





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アフィリエイト選手権で上位入賞の大澤さんや、



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アフィリエイトのコンテンツ賞を受賞した猪井さん、


それと、ドロップシッピング選手権では常連入賞の



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柿内さんと、秋田さんの大阪主婦連合のお二人!





他にも続々と名の知れている有名な、

ショップオーナーさんが集まってきました!



しかも、人数が多いから、






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移動はバス1台貸切!






うへー、みんな目が真剣です。

なんて勉強好きな人たちなのでしょうか!

そう思って、感心しながらバスの中を眺めていると、



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「ほら、僕の言った通りでしょ」 





「どや顔」の佐藤氏。バスの中でご満悦の様子。


・・・なんでしょう、

この「僕は何でも知っているよ」っていう大人びた表情は。



とても子供の頃に鷹にさらわれて、

山羊に3年育てられた過去があるとは思えない顔つきです(うそ)。






そんな中、バスはもしもサミット開催場所の、

大津プリンスホテルに到着


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ホテルの中は、さすがに豪華!

しかも接客サービス抜群!


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竹内学長、思わず


「やっぱり、ツアーは国内だね!」



なんて、迂闊に口走ってしまい、

佐藤君に軽く睨まれて小さくなってしまいました。







さて、サミットが開かれた会場は、

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こんな感じのだだっ広いホールでして・・・

みなさん、結婚式よろしくテーブルに着席。




で、最初の挨拶は、もしも社長の実藤氏。


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マイクを握り締め、堂々とドロップシッピングの将来性と、

もしもの成長に関する、夢と希望を与えるスピーチをしてくれました。





実藤さん・・・。





彼も偉くなったもんです。


アメリカのドロップシッピング視察ツアーでは、

「英検準一級」という鳴り物入りで参加したわりには、

まったく使い物にならず、


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シンガポールのイーベイツアーでは、

馬鹿のひとつ覚えのように、椰子の実ばかりを飲み続け、


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さらに、カンボジアツアーでは、

「これ、バーバリーっすよ!」って、現地の人に騙されて、

300円ぐらいで帽子を買わされるし、


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なんだか、彼のスピーチを聞いていると、

そのような苦々しい思い出が、走馬灯のように過ぎっていきます。


頑張れよ、実藤!

あんたの骨は俺が必ず拾うからさ(意味不明)





さて、実藤氏の後は、私、学長の講義。


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(あいかわらず猫背ちゃん)



会場を見渡すと、なんだか緊張した空気が張り詰めています。

どうやら、まだ場が和んでない様子。

だから、私、学長として、みんなにリラックスしてもらうために、

ちょっと小話をひとつすることにしました。



「えー、みなさん、ようこそ滋賀にお越しくださいました」

「・・・・・・」(緊張でみんな声が出ない)

「えー、なぜ、今月、滋賀に来たか分かりますか?」

「・・・」(唐突な質問で声が出ない)


「それは、4月だからです」


「・・・」(意味が分からなくて、声が出ない)

「滋賀の4月、シガシガツ、シガシガつ。なんちって♪




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「・・・」(怒りで声が出ない)




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凍りつく会場・・・。




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静まり返る会場・・・。






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「学長、使えねぇな」とつぶやいて、
あきれ返る実藤氏







ということで、

出だしで、ダダすべりになってしまった竹内学長の講義。


テーマは「数千社を見てきたから分かる成功事例、失敗事例」という話で、

事業を成功させるためのマインドの話や、

成功する人の生活習慣や考え方について、

いろいろ実例も入れながらお話させてもらいました。




普段のセミナーでは聞けないような(正確には話せないような)、

ギリギリのトークを連発させていただき、

参加者のみなさんのモチベーションアップに繋がったと思います。






さて、お次の講義は、

デジタルガレージの高木さんによるソーシャルマーケティングを活用した、

販促テクニックの講義となりました。


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なんと高木さん、この講義のために、

わざわざ琵琶湖まで来てくれたんです!


今やフェイスブックやツイッターを抜きにして、

語ることのできないネット販促の世界。

「デジタルガレージ」という会社は、

ツイッターの日本運営を任されている企業で、

最先端のソーシャルマーケティングの話を、

ガッチリ聞くことができました。



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みなさん、目が超真剣です!


聞きこぼしたらもったいない話が盛りだくさん!




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思わず主催者である我々も真剣に耳を傾けてしまいました。






さて、たっぷり講義を聴いた後は、

お待ちかね、食事を兼ねた懇親会の時間です。

どんなところに連れていかれると思いきや、



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おおぉ、なかなか風情あるところではないか!


慣れない、かしこまった場所で、

みなさん、おたおたしながら、とりあえず着座。



で、学長の私も



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よっこいしょ。



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「・・・」







「誰かオレの隣に座らんかい!」




って、大声でわめいたところ、




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「ちっ」と舌打ちしながら、

副学長の佐藤君が隣に座ってくれました。





ええ、それなりに学長、こういう集まりの場では、

放置プレイなんですわ。







で、早速、宴会が始まると思って、

ドキドキしながら待っていると、

いきなり宴会場の照明が落とされました。



「おっ、舞妓さんでも出てくるのかな?」



そう思った瞬間、



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座敷の奥から大きなケーキが登場!




「うわー、舞妓さんの誕生日だぜ!」


スペシャルイベントの日に当たってラッキーって

両手を叩いて喜んでいたら、




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実藤、お前の誕生日かい!


ということで、

いきなり出鼻をくじかれた宴会となりました。




さて、しばらくして京料理が目の前に運ばれてきました。



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次から次へと美味しい料理が並べられて、

お酒も入って盛り上がり始めたところで、




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お待ちかね、舞妓さんの登場!



「よっ、待ってました!」


と、オヤジ声で奇声を発したところで、

横の佐藤君に肘でつつかれて、

「しっ!」と睨まれる今年41歳の学長竹内。




で、その後、宴会の会場で、



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舞妓さんの素敵な踊りをたくさん見せてもらいました。


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みなさん、踊りに釘付け。




そして、ゴージャスな席で、

京の歴史も分からないくせに、




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知った顔で舞妓の踊りを見続ける
竹内学長と佐藤副学長。





その後、舞妓さんがみなさんの席を、

お酌しながら回ってくれました。


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その中でも、完全に浮き足立っていたのがやはり実藤氏でした。


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いやらしい目つきで舞妓さんを見つめています。


ええ、まさに「舐めまわす」という言葉が相応しい、

ケダモノの目と言っても過言ではありません。



そして、さらに調子に乗って、こんな写真も。



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お恥ずかしい限りです・・・。




人前で、こんなニヤケ面して、

舞妓と写真をとって浮かれているようじゃ、

代表取締役として、まだまだ未熟と言っていいでしょう。









と、厳しい兄のような眼差しで、

不埒な実藤氏を見つめていると、



「さぁ、学長さ~ん、どうぞ!」


と、舞妓さんが私と佐藤君のところに近づいてきました。


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「竹内学長! 舞妓さんが来ましたよ~、ど、どうしましょう」

やれやれ、佐藤君はまだ若いから、

このような「大人の社交場」に慣れていないご様子。




「いいか、佐藤君、こういう時は、まずリラックスだ」

「り、リラックスですか?」

「そうだ。緊張したら、舞妓さんに舐められるぞ」

「は、はい!」

「さりげなく、自然体で振舞うんだ。いいな!」

「さ、さすが竹内学長!」

て、おおみえ切ったわりには、


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ド緊張!


そして、若輩者の佐藤君は、



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なんじゃ! お前のリラックスぶりは!




そんな感じで、舞妓さんとの宴会で、

参加者全員、非常に盛り上がりました!



カリスマアフィリエイターのかん吉さんも大満足のご様子


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女性陣も、めったに会えない舞妓さんに、

興味津々でたくさん質問していました。


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その後、最上階のバーで、深夜まで、

ショップオーナーさんたちと二次会。


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やっぱり、同じ目標を持った人たちが集まると、

熱い話になって、止まらないんですよね~。



という訳で、ヒートアップしたサミットは、

そのまま2日目に突入だ!



今回の「もしもサミット2011春」記事一覧
今年の「もしも選手権」のご褒美ツアーは……
1日目は「ソーシャル」と「舞妓」の勉強会だぜ!
2日目は修行だ!修行だ!






今年の「もしも選手権」のご褒美ツアーは……【経営コンサルタント】


さて、去る4月23日、24日に、



私、「もしもサミット」に参加して来ました!



ええ、おそらくこのブログを読んでいる9割以上の人が、

「なんじゃそりゃ?」って反応だとは思うんですが、

これは、株式会社もしも主催の、

ドロップシッピングとアフィリエイトの選手権において、

優秀な人だけが招待される、いわゆる「特別ツアー」なんですね。




第八回もしも選手権の詳細はコチラ
http://www.af.moshimo.com/af/www/campaign/championship9


で、今回、「もしもサミット」と銘打ったツアー、



過去にはアメリカのIT会社を視察したり、
http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-14.html


ベトナムやカンボジアのアジア圏の企業を視察したり、
http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-19.html



そりゃあもう、派手なツアーを展開してきたわけであります。



で、今回は、どこの海外ツアーになるのか、

学長である竹内、そりゃあもう、ワクワクしながら連絡を待っていたところ、


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ツアー担当者である、もしも大学副学長の佐藤氏から電話があり、



「竹内さん、もしもサミットの開催場所が決まりましたよ!」

「おおぉ、今年は中国か? それともヨーロッパか?」

「いえ、シガです」

「ん? 聞いたことない都市名だな。アフリカかな?」

「いえ、日本のシガですよ、シ・ガ






「……シガって?……まさか滋賀県?」







「そうですよ。琵琶湖がキレイだし、京都は近いし」

「……海外じゃないの?」

「ええ、今年は勉強会の要素を盛り込んだツアーにしたいと思いまして」

「勉強会って?」




「キャッチコピー制作やSEO、キーワード広告なんかの、

ドロップシッピングやアフィリエイトで役立つノウハウを、

2日間、ミッチリ学ぶんですよ!」




「……」

「あれ、竹内さん、黙っちゃってどうしたんです?」

「俺、お腹痛くなってきた」

「はぁ? 何を言い出すんですか?」

「俺、お腹痛くて、そのツアー参加できないかもしれない」

「何を言うんですか! 開催日の4月23日には治りますよ!」

「あっ、ダメだよ」

「なんでですか!」



「オレ、その日にお腹が痛くなる予定だからさ」



「小学生みたいなこと言わないでください!」


と、13歳も年下の佐藤副学長にメチャクチャ怒られながら、

今回、滋賀県の琵琶湖の畔にあるホテルで、

「もしもサミット」なる勉強会ツアーに参加することになった次第です。




あー、大変だ、大変だ。

学長、またたくさん働かされるよ~。



今回の「もしもサミット2011春」記事一覧
今年の「もしも選手権」のご褒美ツアーは……
1日目は「ソーシャル」と「舞妓」の勉強会だぜ!
2日目は修行だ!修行だ!






大丈夫! 個人でも行けるボランティアマニュアル! 【経営コンサルタント】

このたびの東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方の
ご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された方、そのご家族、ご親戚
の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
行方不明の皆様の早期救出、一日も早い復興をお祈り申しあげます。



私、経営コンサルタントの竹内謙礼は、2011年4月29日・30日・5月1日の3日間で、

気仙沼港沖にある離島「大島」という被災地に、

取引先2名と供に、ボランティア活動をしてきました。




その際、もっと多くの人が、

積極的にボランティア活動に参加できればいいなぁと思ったこともあり、

ちょっと簡単な
ボランティアマニュアル”みたいなものを作ってみました。



このブログが、ほんの少しでも東北の復興に繋がり、

被災地とボランティアを繋ぐ「道」になれればと思っています。




ただし、読み始める前に、最初にお断りしておきますが、

今から私が書くことは、



気仙沼市の「大島」のボランティア活動に限って

言えることだということはご理解下さい。


あと、被災か「50日後」という時間の経過もご理解ください。



全ての被災地の、全てのボランティアに

当てはまることではないということを、

前提として読んでいただければと思います。

この内容を参考にして、いろいろな被災地のボランティアに参加して、

少しでも復興のお役に立てればと思っております。




≪気持編≫
【自分がボランティアに行ってもいいのか?】


このブログを読んでいるほとんどの人が、

「ボランティアに行きたいけど、どうしようかなぁ」

と悩んでいる人だと思います。


なので、まずは、ボランティアに行く前に、

「気持ち」の整理をしたいと思います。




まず、多くの人が、次のような理由から、

ボランティアに行くことに躊躇していると思います。


●自分のような人間が、ボランティアに行っても活躍できるのか?

●ボランティアが余っていて、仕事がないんじゃないか?

●軽い気持ちで行くと、被災地の人に迷惑がかかるのではないか?


だいたい、この3点だと思います。


実際、私も上記の3つのポイントで、非常に出発前に悩みました。

でも、2日間、現地でボランティア活動をさせてもらった

経験から言わせて頂くと、



「勇気を出して行くべき!」


という結論に達しました。



その理由は、下記にあげられます。


1・「人のために役立つぞ!」という気持ちがあればOK

メディアやネット等では、かなり“大変な作業”という印象を

受けた人も多いと思いますが、

実際の被災地での作業は、廃材処理や掃除等の軽作業が多く、

極端な話、小学生ぐらいでもお手伝いできる仕事が多く見受けられました。

これは、私が被災地に赴いたのが、震災から50日以上が経過していて、

ある程度、被災地も落ち着きを取り戻し始めたことが、

ボランティアの仕事を軽微にさせている要因だと思われます。


また、これも現地に行って分かったことですが、受け入れる市町村側も、

「見ず知らずのボランティアの人に、危険な仕事はさせたくない」

という事情もあり、「むちゃくちゃ危険な仕事」を

任せていないという事情もあると思います。


どちらにせよ、ボランティア活動には、

特殊な能力は必要とはしませんので、

一般男性はもちろん、女性、小学生、中学生、高齢者の方でも、

「被災地のために役に立つ!」という気持ちがあって、

なおかつ、現地での最低限のマナーを守ることができれば、

私は誰でも積極的に被災地に足を運んでもらいたいと思いました。




2・ボランティアの仕事は「与えられる」のではなく「自分で探す」

私は今回、某ボランティア団体の紹介で大島に行ったのですが、

誤解を恐れずに言わせていただければ、



私は個人のフリー参加でも、被災地に直接、足を運んで、

ボランティア活動に参加してもいいと思いました。



理由は下記の通りです。


・正規ルートの申し込みだと、
 そもそもボランティアの人数がいっぱいで参加できない。

・大きな団体だと、現地で仕事の振り分けに時間がかかり、

 効率的にスピーディに動けない。

・個人でも探そうと思えばボランティア作業はたくさんある。



「ボランティアに行っても、現地で仕事がない」

という情報もありますが、

実際の現場でもその通りで、

役場の指示やボランティア団体の指示に従って動いているだけでは、

「仕事がない」という可能性も十分あります。




では、なぜ、このような状態になってしまうのか?

私なりにいろいろ考えてみました。



●「ボランティア」の使い方がよく分からない

実際に現地で被災された方は、

「ボランティアが来ても、何をどうやって頼めばいいのか分からない」

「知らない人に手伝ってもらうのはちょっと・・・」

「さすがに、こんな大変な仕事は頼めない」


等の理由で、ボランティアを活用することに対して、

ちょっと気が引けているのではないかと思いました。

その結果、役場や対策本部にボランティアが欲しい旨が伝えられず、

有効活用ができていない状況になっているのだと思います。



●ボランティアができる仕事は限られる

メディアでは全壊した家や、半壊した家がたくさん映し出されていて、

「たくさんお手伝いすることがあるんじゃないか?」

と思った人も多いと思いますが、

実際には、それらの修復不可能な家屋に関しては、

「危ないから近づかないで」

「国や市が、後で重機で解体するから手をつけじゃダメ」


等のお達しが出ていて、

ボランティアが手をつけられないのが現状ではあります。

つまり「取り壊すから、キレイにしても意味がない」というのが、

ボランティアが近づけない理由だったりするのです。


かといって、浸水のみで免れた家に関しても、

震災から50日以上が経っているせいか、

だいぶ復旧作業も落ち着いていて、

そちらに関しても、「ボランティアに頼まなくても大丈夫」

という状況になっているところも一部あります。

結果、電気や水道などのプロフェッショナルな仕事ができない

一般のボランティアに関しては、

物資の仕分け等の、事務作業しか残らなくなるのです。


※もちろん、被災地によって状況はまったく違うとは思いますが。


●受け入れ態勢の問題

ボランティアを受け入れる側の体制も、難しい事情を抱えています。

「できるだけ危険な仕事はさせたくない」

「今、何に住民が困っているのか、情報収集ができていない」

「何人の人が、どれだけ働けるのか確定できない」


これらの中で、ボランティアを効率よく振り分けるのは、

正直、震災復興中の組織では大変なことだと思います。

さらに、ボランティアは「有志」の集まりでもあるので、

統率を取ったり、強制したりすることができないのが、

「組織」としてまとめづらい事情を抱えています。





このような状況から、

「ボランティアは現地に行っても仕事がない」

という状況が生まれてしまうのではないかと、私は思いました。



「じゃあ、ボランティアに行っても意味がないじゃないか!」



そう思われる方もいらっしゃると思うのですが、

それでも、私は

「ボランティア活動には行ったほうがいい!」

という思いではあります。


確かに、現地に行って仕事はないかもしれません。

しかし、そのようなボランティアに仕事を振り分ける

現地スタッフの余裕がないという事情も汲み取ってあげた上で、

自分たちで「被災地で何の役に立てるのか?」ということを、

自分自身の頭で考えて、

自分の責任で、自分の仕事を探すことが大切なんだと思います。



だから、ボランティアで被災地に行く場合は、

誰かの指示に従うのはもちろん、

仕事が無かった場合でも、

「自分たちの意思で動く」という行動力は持った上で、

活動してもらえればと思います。
(※被災地でのボランティア仕事の探し方に関しては、後述します)



≪ボランティアじゃなくて、被災地にちょっと見学でも・・・≫


「ボランティアはできないけど、被災地をちょっと見に行きたい」

正直、そういう興味本位の人も多いとは思います。

実際、ボランティアを行った私自身、

そういう思いが無かったわけではありません。


だから、私はそういう人たちの行動を、止めるつもりは毛頭ありません。

また、非難するつもりもありません。


でも、それでもあえて言わせて頂きますが、



「やっぱりボランティアはやったほうがいい!」


という気持ちはあります。


なぜならば、やはり「ボランティアに参加した人」と、

「ただ被災地を見に行った人」では、

まったく感じていること、見ている風景が違うからです。

もっと言ってしまえば、「支援物資を届けに来ただけの人」と、

「ボランティアに参加した人」の違いも大きいと思います。


これは

「ボランティアに参加しようと思ったけど、仕事がなかった人」と、

「最初から何もしないつもりで現地に行って、仕事のなかった人」

というにも、大きな違いが出てきます。



ここで誤解して欲しくないのは、


「ボランティアをやった人=えらい」

「ボランティアをやらなかった人=悪い人」



そういう単純な構造ではないという点です。



ボランティアに参加した人は、

やはり地域の人とのコミュニケーションを図り、

そして、些細なことでも「役に立つ」という経験をしてきます。

そうすると、必ず、その被災地に「愛」が出てきますし、

その「愛」は、必ず「リピート観光客」となって、

長期間、被災地にお金を落とすことに繋がって行きます。


しかし、ボランティアに最初から参加しない人は、

地域の人との接触もないですし、

自分の経験がどうしても「浅い」という状況になってしまうので、

どうしても、被災地に対しての「愛」に繋がりません。

そうなると、次第に今回の震災が記憶から薄れていって、

やがて、ボランティアの意識、支援の意識がなくなってしまい、

時間とともに風化していきます。

そうなると、被災地にお金を落とすのは

「一時」だけで終わってしまうので、

非常に効率が悪くなってしまいます。


だから、



「オレは被災地で、何かの役に立って帰ってくる!」


この気持ちを持って現地に乗り込むことが、

長い目で見ての、被災地への「復興」という二文字に

変わっていくんだと思います。



あと、ぶっちゃけた話、

興味本位で被災地を「見て回るだけ」というのは、

肩身が狭いと思います。

私も、大島でそのような人をたくさん見かけましたが、

ちょっと肩身が狭そうで、逆に可愛そうに見えました。

どうせそういう思いをするのなら、


「被災地を見たついでに、ボランティアをしてくる」よりも、

「ボランティアをしたついでに、被災地を見てくる」のほうが、


気持ち的にも、ラクだと私は思います。

私服でカメラをぶら下げて、ぶらぶらするよりも、

泥だらけの布つなぎとスコップを持って、

被災地を歩く方が、当然のことながら、後ろめたさはないと思います。



●「お客さんには早く戻って来て欲しい」という地元の思い

私がボランティア中、お世話になった大島の民宿のご主人に、

「お客さんに、今、泊まりに来てもらったら迷惑ですか?」

と聞いたところ、

「そんなことないですよ! そりゃ来て欲しいです!」

と言われました。

50日経過して、だいぶ、落ち着いてはきましたので、

できたら早い段階で、

通常業務をスタートさせたい思いはあるそうです。

でも、ご主人には、


「料理も出せないし、水も使えない状況なので、お客さんに悪くて」


と、申し訳なさそうに言われました。



私はその話を聞いて、やはりボランティアとして、

積極的に現地に足を運んで、

現地でたくさんお金を落としていってあげることは、

とても大切なことだと思いました。


ボランティアで被災地に行く人は、

ある程度、大変な状況は覚悟していきますので、

食料は持参しますし、水が出なくても我慢する覚悟でいます。

当然のことながら、高いサービスは望んでいません。

極端な話、ボランティアに行って、仕事がなかったとしても、

「被災地に泊まりに行った」という現実は、

被災地の人の励ましにもなるし、

その行動そのものが「ボランティア」に繋がると私は思っています。





以上のように、「ボランティア」は、

被災地でとても必要とされているので、

私は積極的にボランティアには参加することを勧めしています。


「人の役に立つ」という熱い気持ちと、

「自分で仕事を探す」という行動力と、

「地元にお金を落とす」という活動さえあれば、


私は誰でも、ボランティアに参加していいと思っています。


「そんな軽い気持ちでボランティアに行くな!」

という意見も耳にしましたが、

そのようにハードルを高く設定してしまうと、

ボランティアだけでなく、

観光客も被災地から足を遠のけてしまいます。

これは不謹慎な言い方になるかもしれませんが、

もし、ボランティアを一人でも多く被災地が受け入れてくれれば、

そのボランティアは、一生、その地を“第二の故郷”と思えるぐらいの

熱い気持ちを持ってもらえるかもしれませんし、

それが長い目で見て、観光客としてのリピート客に繋がり、

地域観光の復興の足がかりになるきっかけになると思います。

このように、多くのボランティアを受け入れて、

お客さんにたくさん足を運んでもらうことは、

観光業にとったら、決してマイナスではないと思います。



私はそう言う意味で、

被災地はボランティアを積極的に取り込む体制を整えるべきだと思うし、

ボランティアは、積極的に現地に足を運ぶべきだと思っています。


※もちろん、
これは今回、気仙沼市の大島に行った限りの話ではありますので、
その点はご了承してもらえればと思います。





≪スケジュール準備編≫【短期間でもOK!】

さて、気持ちが整理できたところで、次に≪準備編≫です。

まずは、「どこに行くか?」ということですが、

今回は私の体験談から、気仙沼の大島に限って、お話させて頂きます。

それ以外のエリアは各自、情報内容を判断してもらえればと思います。


●いついくか?

基本的に「平日」をお勧めします。

やはり空いていますし、人手が不足するのは当然、平日になります。

また、土日は復旧作業を休む人もいるので、

ボランティアの仕事をフリーで探す場合は、

おそらく平日の方が見つけやすいと思います。

企業で有給が取れる方は、平日をお勧めします。


ただし、土日しか行けないからといって

引け目に感じる必要はありません。


土日でも十分、ボランティアとして役に立つことはできます。



●何日ぐらい行けばいいのか?

私は個人的には1日~3日ぐらいで十分かと思います。

よく「1週間~1ヶ月ぐらいは行かないとダメ」という人がいますが、

現実問題、今、生活基盤がある人で、これだけの長期で休みを取るのは、

ちょっと難しいと思います。


私は2日間、全力でボランティアをさせて頂きましたが、

それでも、身体はヘトヘトになるぐらい疲れました
(ちなみに今年41歳・体力は無い方)。

でも、「2日間」という短い制限時間のおかげで、

全力でボランティアの仕事に打ち込むことができました。

また、期間が短かったから、一生懸命、仕事を探しました。

だから、決して、短期間がボランティアの仕事としては、

悪くないことだと私は思います。


また、食事と水がまだ供給されていない被災地では、

食料を持ち込んで、作業をやるには、おそらく3日間ぐらいが

根性のない一般的な人の集中力、体力の限界だと思いました。

それ以上の滞在であれば、ある程度、

ちゃんとしたボランティアの組織に入って

活動したほうがいいと思いますし、

長期の人は、それなりの覚悟で作業に望んでいると思いますので、

ちょっと短期間のボランティアのスタンスとしては違うと思います。


だから、一般的に土日を絡めて行くとすれば、

「金・土・日」ぐらいの3日間で十分かと思います。


●電車か? クルマか?


基本、個人の場合は、公共機関を使って現地入りすることをお勧めします。


・電車の場合

東京駅を東北新幹線で午前中に出て、

新幹線で一関で乗り換えて、大船渡線で気仙沼駅へ。

そこからフェリー乗り込めば、
ギリギリ大島にその日のうちに辿り付けます。
(要確認)


・高速バスの場合
東京から気仙沼までバスで行って、そこから大島にフェリーで渡ります。
http://5931bus.com/kosoku/tono-kesen.html


※作業着に着替えるのはフェリーの中のトイレがいいと思います。
気仙沼港にも大島にも、更衣室はありませんので・・・。



≪クルマでの移動に関して≫

東北までの道のりを考えれば、

やはりクルマがベストな交通手段であるのは事実です。

また、大島まではカーフェリーも出ているので、

島での自由な移動を考えるのならば、

クルマでの移動をお勧めします。

実際、私は今回のボランティアに関しては、

支援物資やスコップなどを持参したので、クルマで行きました。


ただ、むやみやたらにクルマで行くと、

カーフェリーに地元の人のクルマが乗れなかったり、

建設機材や重機を載せたクルマが行けなかったりする可能性があるので、

個人でいく場合は、

「できたら」公共の交通機関を使われることをお勧めします。

また、気仙沼港まではクルマで移動して、

後はフェリーで大島に渡るというのも一手です。


※フェリーの込み具合の様子を見て、
クルマで乗り込むかどうか決めてもOKです。


※気仙沼漁港にはクルマを駐車できる
公共駐車場(エースポート)があります。
(駐車料金、状況等は大島汽船に要確認 090-3128-3081)

※宿の予約をしておけば、大島についてから、
宿の人が港まで迎えに来てくれます。


「現地までの道路が混雑するのでは?」という意見も聞きますが、

実際、クルマが空いている夜中や明け方に

気仙沼港にたどり着くようにすれば、

道路もガラガラで、そんなに地元の方や作業車両に

迷惑をかけることはありません。


カーフェリーに乗り込む時も、台車などを活用すれば、

車を置いて移動することも可能です。


また、現地でボランティアをする場合は、

一輪車の手押し車や、スコップ、

大型のハンマー、工具が活躍するのも事実です。

トラックなどがあれば、なおさら助かる状況でもあるので、

そのような道具を持ち込む場合は、

私は車で大島まで移動してもいいとは思います。

その辺の判断は各自の良識の範囲で判断してもらえればと思います。


●理想のスケジュールは?

とりあえず、「東京」を出発点として、クルマで移動したと仮定して、

2泊3日で考えてみました。


1日目 金曜日の夕方出発→仙台市内泊(22:00頃着)


2日目 朝4:00仙台市内発→気仙沼港着(6:30頃着)

    気仙沼港7:00頃のフェリー発→大島7:30着

    ボランティア活動→民宿チェックイン→就寝


3日目 起床→ボランティア活動→夕方のフェリーで大島発(15:00頃)

    気仙沼港15:30着→東京着(23:00頃)


※道路工事、渋滞ナシでした。



理想を言えば、ボランティア活動と運転移動でクタクタの状態ですから、

翌日は休暇日を設けておく方がいいでしょう。

また、長距離運転になるので、交代でクルマが運転できるメンバーと

移動されることをお勧めします。


●大島まで行くカーフェリーについて

カーフェリーは一日に8便ほど出ています。

そこそこ大きなトラックも乗ったりしています。

クルマは全部で20~30台ぐらいは乗るとは思います。


本当は時刻表を掲載したいところですが、

おそらく、状況によって船の時間が細かく変更されるようなので、

随時、出向時間は確認してもらえればと思います。


・大島汽船 090-3128-3081(要予約)


一応、ホームページはありますが、おそらく5月2日現在、
更新はされていないかと・・・
http://www.oshimakisen.com/


仮に乗れなかったとしても、便をずらせば乗れると思いますし、

最悪、クルマを置いてフェリーに乗り込むことはできますので、

「絶対に大島に渡れない」という状況にはならないとは思います。



≪持ち物準備編≫
【できるだけ少なく、そして役に立つものを】


■ボランティア保険

まずは持ち物の前に、ボランティア保険に入ることが重要です。

ボランティア保険について
http://getnews.jp/archives/109250

「別に入らなくてもいいや」と思わず、万が一のことがありますので、

しっかりと加入しておいたほうがいいとは思います。

ちなみに、私は仲間の一人に加入手続きのお願いをしたのですが、

一人1000円ぐらいだったそうです。

入会してくれていた方が、

地元の人が仕事が頼みやすいという一面もあります。


■持ち物

クルマで行くのと、徒歩で行くので持ち物は大きく変わるので、

そこらへんは各自判断でお願いします。


★時計
・水仕事があるかもしれないので防水用が理想

★歯ブラシ、洗面関係道具
・5月2日現在、大島は一部断水状態。
・ただし、井戸水をバケツに溜めているので顔を洗ったり、
 歯を磨いたりすることは可能。
・宿に洗面用具、石鹸、シャンプー等の
 ゆとりはないので各自持参のこと。
・一部、入浴できる民宿はあるが、被災者優先のため、
 ボランティアはできたら我慢したほうがいいかも。
・早い段階で水周りが回復する可能性があるので、
 宿に予約の際に水道状況は確認すること。
★水
・500mlが2~3本ぐらいあれば1人1日対応可能。
・島内の自動販売機や商店でも水は一応売られているが、
 断水期間中は、各自持参のこと。
・1.5リットルの大ペットボトルでもいいが、
 重くて意外にフットワークが悪いことも・一関のコンビニ、もしくは気仙沼市内のコンビニでも水の調達は可能。
(気仙沼駅近くのコンビニも24営業は行われている)

★水手洗い用
・クルマで行くのであれば、大きいタンクに水を入れていけば、
 現場で手洗いも可能になる

★食料
おにぎりと菓子パンが、もっとも持ち運びに便利。
・賞味期限は2~3日ぐらい過ぎても、まったく問題なし
 (実験済み・ただし夏場は不明)
・夏場は初日はオニギリ、二日目は菓子パン、
 カップラーメンでしのげばOK?
・夏場には地元の飲食店も再開している可能性あり。要確認。
(実際に5月1日現在でも弁当を販売し始めていた)
気仙沼か一関のコンビニ調達可能。ただし、大人数で大量購入の場合は、
 前日に宿泊する仙台市内か、東京から持参すること。
・カップめんはお湯を沸かせば旅館で食べられる。
・長期間滞在であれば、米とガスコンロ、
 缶詰とレトルトカレーを持っていけば問題ないと思う。

★クーラーボックス
・ビニールタイプで折りたためる奴であれば便利

★ヘルメット
・実際、ヘルメットを使うような
 危険なシーンでボランティアが働かされることは、
 ほとんどないとは思う。ただし、ヘルメットをかぶっていたほうが
 「ボランティア」ということが相手や地元の人にも伝わるので、
 持って行ったほうがいいことは確か(マジメな人だと思ってくれる)。
・強風、余震等もあるので、常時かぶっていることが理想。
・ただし、仕分け、事務作業等の
 明らかに危険がない場所での作業の場合は
 各自の判断でかぶらなくてもOK
・ワークマン等で1500円前後で売られているヘルメットでOK

★マスク
・粉塵マスクが理想。
 ただ、そのような激しい現場での作業は稀だと思うので、
 通常のマスクでも十分だと思う。
 なお、粉塵マスクはワークマンでも販売されている
※強風の場合の作業があるので、マスク、ゴーグルがあったほうがいい。
※人と声を掛け合う仕事の場合は、マスクを取るか、大声を出すこと。

★軍手
・水で濡れた廃材を掴むことが多いので、
 ビニール製の滑り止めのついている作業用ゴム手袋が役に立った。
 これが予備とあわせて2セットぐらいあればOK。
 念のために布軍手も1組あったほうがいい。

★つなぎ(作業着)
・汚れてもいい作業着。運動着やジーパンでもいいが、
 本当に汚れるので、使い捨てのつもりで。
作業着を着ているほうが、「やる気」が相手に伝わる。・買ったばかりのピカピカの作業着だと、最初ちょっと恥ずかしい。


※布つなぎの通販のネットショップ
http://www.nuiyatoyota.com/


★雨合羽
・雨が降ってきたらボランティア作業のほとんどは中断される。
・雨合羽があれば、多少の小雨なら作業ができる。
(今回、唯一持っていかなくて後悔した持ち物)
・安っぽい透明のビニール製の上半身だけの雨合羽(数百円のもの)でもOK。
※豪雨の場合は、どのみち作業が中断されるから。

★長靴
・ボランティアは安全な海岸線の作業をやらされることが多いので
 長靴は必須
・先っぽが硬い安全長靴が理想。ショートタイプでもOK。
・ワークマンで1500円ぐらいのを購入したが、
 履き心地も悪くなかった。
・ただし、サイズが合わないことが多いので、
 厚手の靴下があればいいかも
・作業状況によっては運動靴の方がフットワークがいいことも。

★下着
・汗も掻くし、汚れるので、1泊分は多めに持っていったほうがいい。
・東北地方の海岸線なので寒暖が激しいので、
 厚めの服も1枚持参したほうがいい

★懐中電灯
・万が一。ペンライトで十分。

★カメラ
・小型のもので

★ノート、ペン
★保険証

★タオル
・使い捨てのつもりで5枚ぐらいあれば

★ブルーシート
・いろいろ使うシーンは出てきそうな感じ。
・現地の人に差し上げるつもりで。
・昼食時に地べたに座って休むときに使える

※被災地に必要なもので、いつでも東京で手に入るものに関しては、
一応、現地の人に「いりますか?」と声をかけてみるといい。
ちなみに、私は、東京から持参した、
スコップ、手押し車、ゴミ袋、土のう、つなぎ、ガスコンロを
大島に置いてきた。
(またボランティアに来る可能性もあるので)

★はさみ
・現地でも貸してもらえるが、持参するに越したことはない。

★クスリ、絆創膏
・他にも胃薬、正露丸、バファリン等
・年配者には湿布薬
・栄養ドリンクはあったほうがいいかも。

重い瓦礫を持って腰を痛めることがあるので注意。
※クルマの運転をする人は、帰りも長時間運転になるので特に注意。
(ドライバーには、できるだけ重い荷物を持たせないこと)


★支援物資
・大島に限っては、食べ物はだいぶ届いている感じ。
 事前に宿に予約する際に聞いてみるのがベスト。
・次の余震に備えて備蓄をしているという情報も。
 缶詰等の腐らないものであれば、持っていって無駄になることはないかも。
 最悪、「いらない」と言えば持って帰れる。
・生もの等は避けたほうがいい。
(ただ、実際に足りないものは賞味期限のある「生もの」だったりする)


■あれば「さすが」と言われるもの

★スコップ
先っぽが平らな奴のほうが、泥や土、ゴミを掻き出しやすい

★ハンマー
大きな廃材を叩いて砕くのに便利。木製で十分。

★工具
・解体作業をする時に使うことがあった。
 一式が理想だが、ドライバーセットだけでもあれば助かることも

★一輪車の手押し車
今回のボランティアで持参して、一番役に立った道具。
廃材の運搬に非常に役に立つし、効率アップ間違いナシ
クルマで仕事のできない奴を一人連れていくよりも、
一輪車を持っていったほうが数倍役に立つ。

★ゴミ袋
・50枚入りの透明なものがあれば十分。土のうでもOK。

★紐、ロープ
・ちょっと太めのロープと、ビニール紐があればOK。
 ダンボールや木材を結ぶときに使う

★ガムテーム
・必須。後片付けで使うシーンは意外に多かった。

★クルマ
・基本、軽自動車でも乗用車でも、何でもOK
・道路が一通り整備されているので、
 クルマもバイクもフットワークは変わりなし。
・四輪駆動車の大きいのだったら、ちょっとだけ便利。

★トラック
・廃材の運搬、ゴミの運搬の仕事があるのでトラックがあれば理想。
・現地でマニュアルのトラックの運転を頼まれることがあるので、
 マニュアルのトラックを運転できたら、ちょっと鼻高々。

★スマートフォン
・スマートフォンの方がネットから地図情報等が取得できて便利だった。
・3キャリアとも大島は電波OK
・電気のライフラインは大丈夫なので、宿で充電は可能

★廃材を利用して道具を作る
廃材の中には、工夫すれば運搬に使えるカゴや、
トンカチの代わりになる木材などがあったりします。


■あんまり使わなかったもの

★テント
★寝袋
★米
・寝袋は車内泊があれば。
・夏であればテント泊もいいのでは?

★予備ガソリン
・大島の島の中にもガソリンスタンドあり(リッター200円)
・東北自動車道の長者原SAで給油しても、大島と往復してきても余裕。
・気仙沼市内にもガソリンスタンドあり。
・ただし、予備ガソリンは、あれば気持ち的に余裕ができる。 

★パソコン
・携帯があれば十分。短期間ならなおさら。
・ワイマックス、イーモバイルは両方ともダメ
・携帯キャリアは全て電波3本
・インターネット回線は5月2日現在不通。要確認。


■その他、注意点

・瓦礫の木材にはクギが刺さっていることが多々あります。
「木材には、まずクギが刺さっていると思え!」これが瓦礫運搬の鉄則となります。

・被災者の写真を見つけたら?
写真を見つけたら、道路の端に置いといてあげるのがベストです。
もしくは、災害対策本部で管理している場合もありますので、
そちらに持っていってください。

・位牌を見つけたら?
災害対策本部で預かってくれます

・怪我、病気になったら?
災害対策本部に聞いて対応してください。

・他のボランティア団体との協力
へんな言い方になるかもしれませんが、ボランティア会場には、
「先にいる人が先輩」という雰囲気がやはりあります。
また、やはり長期間滞在している人のほうが、
状況を把握しているケースが多いので、
できるだけその人たちの指示に従いましょう。

ただし、「ちょっとこのボランティアは……」という人も中にはいます。
要領の悪い人、やる気のない人、サークル気分の人、口の悪い人・・・。
その人たちとは、できるだけ接触するのを避けて、
自分たちの判断で行動されることをお勧めします。

・作業を始める前に、
まずは「最終的にどうするか?」を決めてから行動する。
ただ闇雲に片付けや撤収作業を始めてしまうと、
あとあと、二度手間になったり、重いものをもう一度移動させたり、
いろいろ大変な思いをすることが多々あります。
必ず、「この作業にどういう意味があり、
最後はどうすればベストなのか?」を決めてから、
行動されることをお勧めします。

・とにかく、声をかけあって作業をする。
今回、ボランティア作業をやって、
声をかけあって仕事をしない現状に少し驚きました。

「重いですよ!」
「こっち持ちます!」
「こんな感じでいいですか!」
「そっち側、お願いします!」
「ありがとうございました!」

そういう声を掛け合うことで、安全に作業ができますし、
効率よく、仕事を行うことができます。
初対面で恥ずかしいことがたくさんあるかもしれませんが、
できるだけ、声はかけあうようにしましょう。



■宿の予約

1泊目の仙台、または一関周辺であれば宿は取れると思います。

ただし、復興作業の従業員が、大勢で長期間宿泊することも考えられるので

できるだけ早めに予約されることをお勧めします。



また、肝心の大島の島内の宿に関しては、私がボランティア活動をさせて頂いた、

大島の「明海荘」がお勧めです。



「明美荘」
電話 0226-28-3500
FAX 0226-28-3231



ただし、明海荘は、5月3日より仮設住宅ができるまでの、

住民の「二次避難先」として指定されたので、

部屋がいっぱいの可能性もあります。

その際は、別の旅館、民宿を紹介してくれるとおっしゃってくれたので、

一応、一杯の場合は、他の宿の紹介の旨も聞いてみてください。



なお、宿泊の際は、下記の点を了承してもらえればと思います。


・被災者の利用が何より優先であること

・ホテルで働いている人の迷惑にならないこと

・水が断水していること(5月2日現在)

・食事のおもてなしができないこと(5月2日現在)

・サービスが行き届かないこと(5月2日現在)

・ボランティアの仕事は各自で探すこと
(もしかしたら、明海荘でお手伝いすることがあるかも)




上記の点を守った上で、電話で予約する際は、


「竹内さんのブログを見て電話予約をした」

「ボランティアとして宿泊する」



この2点を、しっかり伝えていただければと思います。

なお、素泊まりで5月2日現在の時点で1泊4000円。

食事ができるようになったら、

1泊2食付きで5000円を予定しているそうです。



明海荘のみなさんも、復興作業で大変なので、

迷惑にならない時間帯に、電話にて予約を入れてもらえればと思います。



≪行動編≫
「人に感謝されたい」という仕事ばかりじゃない



さて、次に実際に被災地への出発から帰ってくるまでの、

行動に移す際の、いろいろな注意点を書かせていただきます。

今回はクルマで現地入りさせてもらったこともあるので、

主にクルマで移動した際の注意点をいろいろ書きたいと思います。


■東京→一関
・交代でクルマは運転すること
・東北自動車道は突貫工事で修復したため、道路に段差多数。
 速度の出しすぎは注意。
・夜中に移動することがお勧め。真昼間だと高速が渋滞する可能性あり。

■一関→気仙沼
・道路は1車線だが、夜中、早朝なら混む気配なし
・コンビニ、ガソリンスタンドは営業中
・気仙沼駅周辺でも一部飲食店は営業中

■大島汽船のフェリー
・エースポート内に臨時のプレハブ券売所があるので、
 そこでチケットを購入する
(ちょっと分かりづらい)
・できたら、帰りのチケットもこの場で購入
・料金は下記ページ参照のこと(料金等は変更の可能性もあり)
http://www.oshimakisen.com/
・かなり船内はキレイ
・気仙沼、大島の被害状況が船のデッキから見渡せる
・約30分の移動。岸に着岸する5分前にはクルマに乗り込むこと

■大島から宿へ
・港周辺の惨状に動揺するが、まずは宿の人を見つけて、
 スムーズに移動すること。(もしくは、各自移動)
・地元のクルマ、作業者もあるので、港の道路にクルマを停めないこと
・写真を撮りたくなる気持ちも分かるが、
 地元の人が一番多い場所でもあるので、
 気持ちを察して、港周辺での写真撮影は控えること。すぐに宿に直行。
※帰りにも時間があれば、落ち着いて写真撮影はできる

■宿からボランティアに
・団体ボランティアとして登録している人は、災害対策本部等に行く。
・支援物資がある人は災害対策本部で受け付けてくれる。
・災害対策本部の場所は「大島公民館」。ナビでセットしたら出てくる。

■ボランティア活動開始
※後述

■写真撮影
※後述

■宿泊
・ご飯を食べて寝るだけ
・とにかく体を休めること(栄養ドリンク持参もいいのでは?)
・自分で持ち込んだゴミは、できるだけ持ち帰ること。

■朝
・できるだけ早く起きて島内視察

■帰路
・早めに港に着くこと

■気仙沼にて
・気仙沼で食事をしてあげることもボランティア活動の一環。
河原田大通りの「一心」というお寿司屋はお勧め。

※「5月1日に寿司を食べに来た
大島のボランティアの帰りに寄ってきた3人組みの紹介です」
って、ためしに主人に聞いてみてください。
覚えてくれていないかな?(笑)
明るい、とっても面白いご主人さんです。


■高速での帰り
・気仙沼は夜になると本当に真っ暗で怖いから、
 あまりウロウロしないこと(本当に怖いです!)
・気仙沼から石巻までの海岸線の道は通行止めで行けない。
 まっすぐ帰ること。

・夕方から夜にかけて渋滞の気配なし
・お土産は東北道の長者原SAで。


【ボランティア活動に関して】

≪ボランティアを行う際の心構え≫

ボランティアをやりたい人の多くは、

「誰かに感謝されたい」という思いが強いと思います。

しかし、実際には「誰か」に直接感謝される仕事は非常に少なく、

それを求めてしまうと、仕事を選り好みしていしまい、

結局は、被災地への貢献をできずに終わってしまいます。


私は2日間とも瓦礫やゴミの処理という仕事でしたが、

誰の目にも触れないような、本当に地味な仕事ではありました。

でも、まだ、これらの仕事はマシなほうで、

中にはもっともっと目立たない、地味な仕事がたくさんあります。


また、当然のことながら、

雨や強風でボランティアの仕事がないこともあります。

その場合「なんでオレはここまで来たんだ!」と思うかもしれません。

ですが、それがまた、フリーで被災地に飛び込んだ、

ボランティアの宿命ではあるのです。

※団体で申し込んでも、仕事がないというケースは多々あると思います。


ボランティアの人は、最悪何もできずに帰るということは、

頭の隅っこに入れて、行動したほうがいいと思います。

ですが、先述したように、「現地にお金を落としていく」という行為は、

地元の人にとったら、大きな励ましになるので、

決して、無駄な行為になったとは思わないで下さい。


そして、最後まで諦めずに、

ボランティアの仕事を探すようにしましょう。

見つからなかったとしても、誰もいない海岸で、

一人でゴミ拾いをすることも、

立派なボランティアだと思います。
誰かに認められることだけがボランティアではないことは、

最初から頭の中に叩き込んでおくことが大切だと思います。



≪家族連れ、女性一人、カップル、友達同士のボランティアは?≫

理想を言えば、力仕事を伴うこともあるので、

男性のボランティアが一番活躍できると思います。

ただ、先述したように片付け等の軽作業も多いので、

女性でも十分やることは多いと思います。


友達同士、女性同士、カップルでのボランティアも

悪くはないのですが、あまり軽い雰囲気、

キャーキャー言っているような雰囲気は、

慎むように心がけた方がいいと思います。


また、仕事によっては別々のところで

ボランティア活動をさせられることもあるので、

その点は、ある程度、覚悟しておいたほうがいいと思います。


なお、家族連れのボランティアに関しては、

個人的には「アリ」だと私は思っています。

小学生以上であれば、海岸線のゴミ拾いはできると思いますし、

たとえ仕事がなかったとしても、

いろいろなことを考えさせられる、いい機会にはなると思います。

何より、このような家族連れ、女性同士の観光客が早く戻ってくることが、

地元の希望でもあると思いますので、「不謹慎かな?」と躊躇することなく、

積極的にボランティアに参加してもらえればと思います。



ただ、何度も言いますが、今回の震災で死者が出ている島ではあるので、

不謹慎な行動等はくれぐれも慎むよう、お願いします。

特に、


・勝手に敷地内にはいる。モノに触る。

・不謹慎な質問をする

・瓦礫を前に記念撮影をする

・交通の妨げをする(これが一番ダメ!)


※路上駐車はダメ。
遠くても交通の妨げになるようなところにクルマは停めること。


この4点については、気をつけてください。





≪ボランティア仕事の探し方≫

ボランティア活動に関しては、先述したように、

フリーでやってきたら「自分で探す」が大前提となります。

探し方のコツを下記にまとめました。


・まずは宿で聞くこと。もしかしたらタイムリーな仕事があるかも。
(宿のお手伝い、掃除等)

・災害対策本部で聞いてみる。ボランティア不足になっているところも。
(あまり期待しないこと)

・それでも見つからない場合は、自分で探して回る。



「東京から来たボランティアのものです。
何かお役に立てること、困っていることはありませんか?」


と、とりあえず、聞いてみる。

できたら、島の中を一通り見て周り、歩いている人、

作業している人に聞いてみる。

ボランティア作業をしている人に声をかけてみるのも一手。


※コミュニケーション能力、交渉能力が問われます。

※わざわざ自宅に押しかけて仕事を探すことは止めましょう。
日々の復旧作業に疲れて、体を休まれている人も結構います。
あくまで「通行人」に聞くのが前提です。



・海岸線には、全損した建物が多く、
なかなかボランティアが手を出せる仕事がないのが現状。

・山の中腹の建物のほうが、津波の浸水被害を受けた人が多く、
 困っている人が多い印象
「建物は大丈夫だけど、津波の被害にあった」
という家がボランティアを欲しがっている

・学校の避難所は、正規のボランティア団体の仕事が多く、
 人が溢れていることが多い

・人の土地、人の建物には勝手に近寄らないこと。
※勝手に片付けすることなど言語道断。
 不法侵入と同じになってしまいます。

・どんな仕事を命じられても、拒否しないこと。
 仕事を選んでは絶対にダメ!


・それでも仕事が見つからない場合は、海岸のゴミ拾い。
 燃えるゴミ、燃えないゴミに分けて収集する。
 集めたゴミは、港にある廃材置き場に。

・雨の日はボランティア作業はほとんどない。 
もしかしたら、災害対策本部に情報があるかも。


≪主にどんなボランティア仕事があるのか?≫
2日しかいなかったので、想像の域のお話になります。

「こういう仕事をすればいいのかな?」
というヒントにでもなればと思います。


・支援物資の仕分け、運搬
(たぶん、人手が足りている)

・避難所での炊き出し
(これも長期ボランティア、地元の人がやっているケースが多い)

・避難所のお年寄りへのマッサージ等

・瓦礫撤去
特に海岸あたり。海辺。

・廃材の撤去

・庭や敷地内に流れ着いたものを捨てる作業

・壊れたものの修理

・重い家具等の運搬

・畑の掃除(ゴミが散乱)

・家の掃除

・宿泊施設の部屋掃除、調理のお手伝い

・島内を回って、次に来る人のためのボランティアの仕事を探す

・港の漁港のゴミ、廃材拾い

・足りないものの御用聞き
(ヤマト便、ゆうパックは使えるので後日郵送するのもアリ)

・漁港でのお手伝い、清掃
(島の人が結構いるので聞きやすい。満ち潮に注意)




【写真撮影に関して】

写真は、できるだけ地元の人の目につかないように撮りましょう。


・早朝、誰もいないうちに撮影する

・携帯電話でさりげなく撮影する

・人の敷地、土地には入らない、触らない

・できるだけ枚数は抑える

・ボランティアらしい作業着の格好で撮影する。

※私服、派手な服でウロウロするのは、ボランティアであったとしても、
野次馬見物だという誤解を招く恐れがある。


また、被災地の人たちの気分を一番害するのは、

写真撮影のためにクルマを止めて、通行の妨げをすることです。

くれぐれも、そのような不謹慎な行動は慎むようお願いします。




≪総括≫

よくネットやメディアでは、

個人で勝手にボランティアには行ってはいけないと言われていますが、

ゴールデンウィークを過ぎれば、

極端にボランティアの数が減ることは明らかで、

時間が経過すればするほど、

震災の記憶は人々の頭の中から薄れていきます。

被災地の人にとって、一番辛いのは、

やはり、「忘れ去られてしまうこと」なんだと私は思います。


ボランティアのような軽微な作業が必要となるのはこれからなので、

私は、個人的には夏の炎天下の作業が厳しくなる前の、

5月・6月には、ぜひ、被災地に足を運んでもらいたいと思っています。

また、夏になると、

おそらく瓦礫から悪臭が出てくるものもあると思いますので、

早いところ、手で拾える瓦礫、ゴミ等は、

ひとつでも多くボランティアの手で、

回収したほうがいいと思います。



だから、このブログを読んでいるみなさんで、

少しでも島にお手伝いがいける人がいれば、

ぜひ、足を運んで下さい。お願いします。

ボランティアをする場所としては、大島は比較的安全性も高く、

万が一、余震があったとしても、高台に容易に逃げられる地形なので、

あまり不安な気持ちになることはないと思います。



仮に仕事が何にも無かったとしても、

それが大島の人の活力になるということは

知っておいてもらえればと思います。



最後に。



今回、ボランティア活動を行って切実に思ったことは、

古い情報に非常に振り回されてしまったと言う点です。

1週間ぐらい前の情報がまったく役に立たなかったり、

現地に行ってみたら、まったく状況が違っていたことが多々ありました。


だから、みなさんは常に「最新の情報」を

所得することに全力を尽くして下さい。

あくまで、ここに書いている情報は、



「2011年5月2日現在」の情報だということは忘れないで下さい。



もしかしたら、みなさんが行くころには、

ボランティアがもっともっと必要な状況になっているかもしれませんし、

反対に、まったく必要とされていない状況になっているかもしれません。


缶詰が欲しいというかもしれませんし、

野菜が欲しいというかもしれません。


クルマがカーフェリーに乗れなかったり、

早朝に行っても、大渋滞が起きている可能性だってあります。


でも、そのような「想定外」と常に向き合うのが、

「ボランティア」の仕事だと私は思います。



このブログが、少しでもみなさんのボランティアの背中押しになり、

一人でも多くの力が東北に向かって、

気仙沼の大島の人たちが、一日でも早く

正常な生活を取り戻せる力になれればと思います。



竹内謙礼



経営コンサルタント竹内謙礼・ご協力のお願い! チャリティセミナー開催します!

【経営コンサルタント竹内謙礼のチャリティセミナー開催のお知らせ】

まずは、このたびの東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方の
ご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された方、そのご家族、ご親戚
の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
行方不明の皆様の早期救出、一日も早い復興をお祈り申しあげます。



さて、この度、少しでも多く被災地に向けて、

義援金を送りたいという思いから、

「チャリティセミナー」を私、竹内謙礼、個人でやることにしました。




実は、このような企画をやるべきか、やらないべきか、

非常に悩んだところがありました。

しかし、私が今、このような公の場で仕事ができているのも、

被災地で、今、大変な思いをしているみなさんが、

私の著書を購入してくれたり、セミナーに足を運んでくれたり、

メールマガジンやブログを読んでくれたり、

そのような応援があったからこそ、「今」の自分があるということは、

直視しなくてはいけない現実だと思いました。


「チャリティセミナーなんて、おこがましいぞ!」


そう思っている方もいらっしゃると思いますが、

私自身が「人」を集めたり、「お金」を集めたりする、

プロの「経営コンサルタント」という仕事についている以上、

今、ここで微力でもいいので、

自分の仕事で活用している能力を活用して、

少しでも多くの義援金を集めることは、

ある意味、私が今できる、数少ないアクションだと思っています。


だから、今回は勇気を出して、立ち上がってみることにしました。

どうか、みなさんのご協力、よろしくお願いします。



■竹内謙礼 チャリティーセミナーの開催要項

・日時:
2011年4月29日(金・祝日) 13:00~14:30

※計画停電の恐れがあるため、祭日の昼間の時間とさせて頂きました。
※社会状況によっては、中止になることがあるのでご了承ください。
 なお、中止の場合は、竹内謙礼のツイッターにて告知します。
 竹内謙礼ツイッター: http://twitter.com/eiroha

・場所:
多摩川の河川敷。丸子橋高架下(川崎市側)
 
神奈川県川崎市中原区上丸子八幡町
東急東横線 新丸子駅から徒歩10分ぐらい(できるだけ公共の交通手段をお使いください)

※電気代節約のため、屋外開催とさせていただきました。
※万が一のことがあるので、広い河川敷で開催させていただきます。
※雨天を考慮して高架下で開催します。
※会場の使用確認許可はとっております。
※竹内謙礼の本を持って、河川敷に私が立っています。そこがセミナー会場です。

・テーマ:
「頑張れ日本! 震災に打ち勝つための販促術」

震災を境に、今後、どのようなビジネス、商品、サービスが訴求されていくのか、そして、厳しい時代を生き抜くための販促術を分かりやすく解説します。少しでもみなさんに元気が与えられるような、夢と希望を与えられる前向きなセミナーにしたいと思います。
※屋外開催、および計画停電の恐れがあるため、プロジェクターは使用しません。
※少しでも義援金にお金を回したいので、レジュメもありません。

・参加費: 3000円以上であれば、いくらでも。
※参加費は全額、日本赤十字に寄付させていただきます。
※当日は著書の販売もさせていただきます。こちらも売上は全て日本赤十字に寄付させて頂きます。
※つり銭、領収書はありませんので、ご了承ください。

・持ち物:
水、非常食、地べたに座るシート、イス。

※動きやすい格好、運動靴でご参加ください。

・その他、注意事項
※子連れ、家族連れでも参加OKです。(ただし、遠くで子供は遊ばせてください)
※屋外開催なので、参加人数が多いと、声が届かない場合があります。ご了承ください。
※となりのグラウンドで野球をやっていたり、ゴールデンウィークでバーベキューをやっていたり、高架下で車がうるさかったり、なんか怪しい団体に思われたり、セミナー会場にたくさんの問題を抱えていることをご理解したうえで、ご参加頂ければと思います。

・申し込み方法
下の「拍手ボタン」を押してください。(だいたいの人数を把握するため。参加人数分押してください)


みなさんのご参加、お待ちしております!



参加表明の拍手ボタン


ベトナムのビジネスは熱いぜ! 【経営コンサルタント】


さて、カンボジアからベトナムのホーチミンに向かう飛行機の中。

隣に座ったのは「もしも」社長の実藤氏。


IMG_1012.jpg



冗談のつもりで、

「ねぇ、もし、俺と実藤さんだけが乗っている飛行機が落ちたら、どうする?」

って質問をしたんです。

「あっ、それなら大丈夫っすよ」

「何が大丈夫なんだよ!」

「うちの会社、意外としっかりしてるから、後は副社長がやってくれます

「・・・俺のやっている、もしも大学の『学長』はどうなるんだよ!」

「それは副学長の佐藤君に、二代目をやってもらえれば大丈夫ですよ」

IMG_0786.jpg
↑ポスト2代目学長の佐藤氏


「・・・」

「あっ、二代目学長誕生って、何か大きなキャンペーンできそうですね!」

「・・・」

さよなら学長キャンペーンのほうが感動を誘いますかね?」






・・・君は、いつもそんなことを頭の中でシュミレーションしているのか?





と、人間不信に陥っているうちにベトナムのホーチミンに到着。

夜遅く空港についたので、そのままバスでホテルに移動。

ちなみにバスには、「もしも」の文字が・・・。


IMG_1150.jpg

こんな頭の悪そうな団体名のバスに乗りたかねーなー。

その日は市内のレストランで食事をして、

その後、ホテルに移動。嫌な予感はしていましたが、


ベトナムでもスタッフ扱いで「二人一部屋」
(ドロップシッピング、アフィリエイトの優秀者は一人部屋)



二日連続で、実藤氏と同じ部屋です。

学長、こんな扱いをずっとされ続けると、



時間の問題で、ホモになってしまうかもしれません♪



二人仲良く、部屋に入って、

多忙な二人は、ほぼ同時にパソコンを開いてたまった仕事を開始。

ベトナムのホテルは、カンボジアのホテルと違って、

無線ランなので、二人同時に仕事ができるのが嬉しいです。


しかし、なぜかネットがめちゃくちゃ重い!


メールは送れないは、ホームページの画面表示は遅いは。


「実藤さん、なんか、ネットが重くない?」

「ええ、めっちゃ重いですね」

「悪いけど、実藤さんの方は、ネット止めてくれる?」

「えっ、何でですか?」

「2人同時に使っているから重いんだよ」

「・・・」

「きっと、一人が止めれば早くなるよ」




「竹内さん、無線ランは、そんな水道管みたいなもんじゃないっすよ」




と、朝まで偏差値28ぐらいの話を繰り広げていくうちに、

いつのまにか二人とも爆睡。




で、翌朝。



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実藤さんの2日目の寝顔。うふっ♪




まずはベトナムのホーチミンを2年前と比較しながらお散歩。

2年前にベトナムに着た時は、

ものすごい数のバイクに衝撃を受けましたが、


2年前のベトナム視察はコチラ



今回も、やはりもの凄い数のバイクが、

ぶいぶい言いながら走り回っていました。


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ただ、以前に比べて、



自動車が圧倒的に多くなっていたのには、衝撃を受けました!


デパートの前にも、こんな感じでカローラが展示されていますし。


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しかも、道路が2年前に比べてビックリするぐらい整備されていて、

交通渋滞も以前ほど少ない印象です。
(といっても、まだまだ多いと思いますが)




たった2年で、ここまでベトナムは成長しちゃうんですね・・・。




いかに今の日本が混沌としているのか、

しみじみと理解することができました。





さて、お昼になって、ベトナムにある今回の視察企業である、

グリーンサンに訪問。



日本語ベラベラのヴェイト社長さんが、

異国情緒溢れる、我々「もしも軍団」を快く出迎えてくれました。



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このグリーンサンという会社は、

主に日本とベトナムの仲介業のような仕事をやっていまして、

翻訳業や人材派遣業、企業紹介業なんかもやっているそうです。

1階と2階のフロアでは、パソコンをバチバチ打ちながら、

みなさんお仕事に励んでいましたね。

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余談ですが、仕事場は非常にシンプルです。

余計な荷物は置いていないし、

余計な壁紙をパソコンに貼り付けている人もいません。




どこかの国の、どこかのドロップシッピングの会社みたいに、




クッションボールにワイワイ乗っている人もいないし、


パソコンの壁紙にエヴァンゲリオンにしている人もいないし、


課長島耕作の漫画が全巻揃っている職場でもありませんでした。


※参考:株式会社もしも




さて、話を本題に戻しますが、

グリーンサン社長のヴェイト社長とスタッフのみなさんに、

ベトナムのビジネス事情について、いろいろ話を聞かせていただきました。


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特に、日本の企業がベトナムに進出した場合、

どのような問題があって、どのように注意すればいいのか、

ちょっと海外進出に興味がある人向けの、

実用的な話をヴェイト社長さんに

いろいろ聞いてきましたので、紹介しますね!


ーー日本からのお仕事で最近多いのは何ですか?

「設計書や提案書、解説書なんかの翻訳が多いです」

ーーどのようなジャンルからの依頼が多いですか?

「原子力とか鉄道とか……主に専門分野の翻訳が多いですね。日本のゲーム機な
んかのマニュアルも翻訳したりします」

ーー日本からの依頼は、やはり増えてきていますか?

「最近は日中関係の問題もありますからね。日本の企業が生産拠点を中国からベ
トナムへ移そうという動きは肌で感じます。今まで1ヶ月に1回ぐらいしか問い
合わせがありませんでしたが、最近では1週間に1回のペースで日本から仕事の
問い合わせがくる
ような感じですね」

ーーベトナムには日本の企業は参入しやすくなっているんですか?

「2年前にベトナムがWTOに加入したこともあって、外資の参入が容易になっ
たところはあります。小売業なんかも以前に比べてやりやすくなったと思います。
ただ、メディア関係はいまだに規制があるから難しいですね」

ーーでも、いきなり日本の小さい企業が、ベトナムに進出するのは大変なような
イメージがあるんですが。

「その辺は当社が面倒を見させて頂きますよ。本格的にベトナムに進出するまで
レンタルオフィスの手配や、市場調査、不動産仲介、人材派遣などをやってい
ます
から、ローリスクローコストでベトナム進出のお手伝いをさせて頂きます」

ーーちなみに、ベトナムの家賃はどのくらいなんですか?

「ホーチミンの中心地のキレイなオフィスで、100平米でだいたい月50万円
ぐらいです。少し離れて古いビルになると25万円ぐらいですね」

ーー新卒のお給料はどのくらいなんですか?

「外国語ができて300ドルぐらいです。仕事がちゃんとできるようになってく
れば400ドルぐらいですかね。まぁ、これでも5年で3倍ぐらいの賃金にはなっ
ているんですが」

ーー主にネット関係で急成長している業種はありますか?

「今、ベトナムではオンラインゲームが流行っていますね。昨年、ベトナムで納
税額でトップクラスだった『ビーナゲーム』という会社は、ロールプレインゲー
ムでもの凄いブレイクしました」

ーーイーコマース関連のビジネスは?

「うーん、正直、まだ普及はしていませんね。そこまで『ネットでモノを買う』
ということに対して、信頼感がありませんから

ーーじゃあ、アマゾンやイーベイなんかも普及していないんですか?

「してませんね。まだまだです」

ーーツイッターは?

「あぁ、ツイッターはみんなよく利用していますよ。でも、それよりもフェイス
ブックが人気
ですね。ほとんどのベトナムのIT関連の人は使っているんじゃな
いかな」

ーーSEOビジネスは?

「それもあんまりいませんね。キーワード広告の代理店もないです」

ーーアフィリエイトは?

「それもないですね」

ーー日本のベトナム企業進出で、一番失敗するケースを教えてください。

「ベトナムでの事業が明確ではないのに、先に進出してきてしまうケースです。
『とりあえずお金が余ったからベトナムにやってきた』という日本の中小企業は
意外に多く、そういうビジョンのない会社は、やはり失敗してしまいます」

ーーちゃんと戦略を立てて参入しなくちゃいけないってことですね。

「ベトナムは中国ほど、法律が突然変わるような国でもないですし、政治も安定しているので、非常に魅力的なアジア諸国のひとつだと思います。アジア
進出のとっかかり
としては、面白い国だと思いますよ」




ちなみに、今、このグリーンサンの入っている会社の

3階と4階が空いているそうです。

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ベトナム進出を考えている企業さんは、ぜひグリーンサンに相談してみてくださいね。



と、ここまで話を聞いたところで、

一番興奮していたのは、もしも大学副学長の佐藤君。


「俺、ベトナムで働きたくなったっすよ!」

こういう寝ぼけたことを言わせれば日本一です。

ちなみに、前回、アメリカに行ってアップルで話を聞いた時は、

「俺、シリコンバレーで働くっす!」

ってほざいてたぐらいですから、

きっとこの言葉には、何も深い意味はないんだと思います。



だから福島の佐藤君のお父さんとお母さん、安心してね♪



その後、グリーンサンを後にした一行は、

ベトナム市内にある下町っぽい市場を視察。

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「竹内さん! なんか、いろいろなモノが売ってますよ!」

と、目を輝かせる実藤氏!


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誰か、こいつに見張りをつけてくれ!



こんなものや


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こんなもんや

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こんなもんなど、

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この男を、こんな市場に解き放ったら、



たぶん、次は入国審査に関わるような
ヤバイものを買う可能性があります!





と、危ない男の監視は、他のスタッフに任せて、

冷静な私は、ベトナムの市場調査へ。



それにしても、このベトナムの市場、いろいろなものが売ってますよね~。

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で、ぶっちゃけたことを言わせて頂きますが・・・。

この市場、見ているのは楽しいんですが、

正直言って、「コレ欲しい」というものは、



ひとつもありませんでした(泣)



まがい物のコピー品か、

あきらかに安っぽい三流品かで、

「おっ」というお土産品は、ほとんどありませんでしたね。

服もなんとなく、日本で着れないようなものばかりで、

小物やバッグ、アクセサリーも、女性はちょっと喜ぶかもしれないけど、


「持ち帰るのは面倒だなぁ」

「これだったら日本でも手に入るなぁ」

「ベトナムって土産じゃないなぁ」




と、自分の好みが悪いのかどうか分かりませんが、

あまり「欲しい」と思わせるものはなかったんですね。



カンボジアでもそうだったんですが、

どうも外国人に向けた「土産」という概念が、

あんまり発展していないような感じでもありました。



香港やシンガポールはそんなことなかったんですけどね~。



これは、今回のベトナム、カンボジア視察で思ったことなんですが、


たぶん、まだ、そこまで「販促」って概念が発展しないないんだと思います。


経済成長が著しい国の場合、

「モノを売る工夫」や「サービスの向上」を図らなくても、

とにかく「欲しい」「買いたい」という消費の意欲が上回るので、

販促やマーケティングに力を入れなくても、



売れるっていえば、売れるんですよね。




さらに「売ること」に関して困っていなければ、

「売る工夫」もしませんから、当然、消費者側のことなど考えません。

結果、このような「あまり欲しくないお土産」というのが、

市場に平気で並んでしまうんだと思います。



でもね。



そう考えると、景気のいい国、発展が著しい国なんかでは、



私みたいな販促系のコンサル業は成り立たないんだと思いました。




景気が悪くて、売るのに困っているから、

販促のアドバイスや指導を求めてくるわけであって、

そういうことが必要のないぐらい、景気のいい国の場合、




ハッキリ言って、コンサルタントなんて必要ないんですよね。



だから、私のようなビジネスモデルは、

日本みたいに景気の悪い国でしか成立しないんでしょう・・・。







なんか「死神」みたいな仕事ですね。






と、そんなもの思いにふけっていると、



背後から、誰かの視線をキャッチ!



誰か、僕のことをじっと見ています・・・。

何か冷たい視線・・・。

これは、何か悪い予感がします!

おそるおそる振り向くと・・・














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ぎゃーーーーーーーーー!

また、その横を見ると、

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ぎゃーーーーーーーーー!



と、ベトナムのマネキンに驚いているうちに、


市場の視察時間が終了。


結局、市場では何も買わずに出てきてしまいました。






さて、お次に回ったのは、

「統一会堂」という記念館(博物館?)


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旧南ベトナム大統領官邸で、ベトナム戦争終了後間際に、

キーポイントとなった場所です。

で、当然のことながら、ここでも竹内学長のオーバーリアクション撮影!


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「やったぜ!」(何が?)



もう止めようよ、佐藤ちゃん・・・。



で、館内は、それなりに粛々とした雰囲気でありまして、

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こんな写真を撮影した暁には、

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何かヤバイ雰囲気の集団になってしまいした。


で、こちらは大統領執務室の隣にある部屋。


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何か有事の事態があった時は、ここから緊急の指令が、



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この電話で飛ばされるようです。


で、大統領室には、こんな剥製も。

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がおー!

反対側にも

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がおー! がおー!


こんな写真をパシャパシャと撮っていると、

隣の実藤さんが一言、


「竹内さん、もう飽きたんっすか?」



「・・・はい」


さて、統一堂を出てから、その後、市内にあるもう一箇所のお土産に行ったんですが、

そこにもロクな商品が並んでおらず、

店の前に出て、時間つぶし。


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「あー、なんか楽しいことねーかなー」


と、呟いていると、背後でタバコを吸っていたシステム部の森さんが、

「竹内さん、あの乗り物、面白そうじゃないっすか?」

と、指差した方向には・・・。



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なんじゃ、この乗り物は!


すぐに同行したガイドさんに聞いてみたところ、


「これは『シクロ』っていう乗り物です」


どうやら、この前の座席に観光客を乗せて、

バイクやクルマがアナーキーにブイブイ走っている道路を、

自転車でガンガン走り回る命がけの三輪タクシーのようです。


「すげー、乗りたい!」

「えー、怖いですよ~」

と、乗車に躊躇する実藤氏。

「乗ろうよ、乗ろうよ!」

「止めましょうよ、それに1台しかないじゃないですか」

「道路で手を上げれば、たくさん集まってくるよ」

「そんな、日本のタクシーじゃないんだから!」

と言いながら、手をあげたところ、




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あっという間に8台集結!


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「いいぞ、いいぞ! 乗るぞ実藤さん!」


「え~、俺はいいですよ~」


「乗るんだよ、いや、乗れ!

「ふぇ~」

「さぁ、乗ってピースサインをするんだ!」

「ふえぇ~」

「さぁ、早く! 全国の皆様に嬉しそうな顔をするんだ!」



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で、撮った写真がコレ。




さて、一行はホーチミン市内をシクロで激走開始!


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容赦なく走る走る!


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もう交差点なんかもお構いなし!


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車線変更もガンガン!
もちろんクラクションと罵声の嵐!



たぶん、こうやって笑顔の運転手さんも

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きっと腹のそこでは、



「どうせ死ぬのは、前に乗っているお前らだ!」



って感じで、クラクションの嵐の中を、

ガンガンに走り抜けているんだと思います。



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怖いよ~。ママ~。






で、ビビリまくる我々を、適当に街の中で降ろすと、


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「ばいばいー!」


と、あっという間にシクロ集団はいなくなってしまいました。



いやー、こんなもんを

町の中を平気で走らせるベトナムは、

やっぱりエキサイティングな国でございました。





さて、ツアー最終日の夜は、

メコン川でのクルージングディナーでございます。


楽しかったツアーも、これでオシマイです。


ちなみに、乗った船は、こんな感じの「お魚号」


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なんか「ヤッターマン」に出てきそうな船で面白そうなんですが、




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あまりキレイな川ではございません・・・。


でも、船の中は、それなりに豪華!

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最終日は、みんなで旅の思い出を語りながら、

楽しくサイゴンビールを飲んで盛り上がりました。






さて、前回に引き続き、このツアーに参加した高橋さん。

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アメリカツアーの時は、

「このツアーが最初で最後かもしれませんねー」

と、寂しいことを言っていたのですが、

今回も頑張ってくれて、もしも選手権で優秀な成績を収めて、

ベトナムツアーに参加してくれました。



そんな高橋さんが、カバンの中から色紙を取り出して、

「実藤社長、励みになる一筆お願いします!」

と言ってきました。

「おいおい、有名人でもねーんだからよー」と茶化していたら、



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その気になって書く実藤氏。

しかも、その横で、


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「なんで僕に書かせてくれないの?」という顔をして眺める佐藤氏。

さらに、その向こう側で、


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完全にすねてヘソを曲げる竹内学長。

こんな複雑な心境のスタッフに囲まれて、

ようやくできあがった色紙がコチラ。


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どうであれ、またこれを励みにしてくれて、

次回も一緒に楽しいツアーに参加してもらいたいところです。





今回のツアーで感じたことは、

とにかく「羨ましい」の一言でした。

カンボジアやベトナムの若い元気のある世代が、

一所懸命、生きていて、

明るく開けていく未来に向かって突き進む姿は、

歳のせいか、えらい羨ましく思いました。


そして、同時に、今回、ツアーに同行した、

優秀な成績を収めたショップオーナーのみなさんに対しても、

同じように「羨ましい」という思いが強くなりました。



今回の参加メンバーも、

特に優れた才能を持っている人は誰もいなかったし、

みんな、ごく普通の日常生活を送っている人たちだし、

家庭があり、友達があり、恋人がいて、

本当に、何も特別なことをやっている人たちではありませんでした。


ただ、その中でも私が「羨ましい」と思ったのは、

参加者全員が、


「目標に向かって頑張れる!」

という、ひたむきな姿勢を持っている点でした。


今のベトナムの人たちのように、

「目標」があって、「頑張れる」という姿勢があれば、

おそらく、どんな困難も克服できると思います!



どんなささいな目標で構いません。

「いつか、俺も『もしも』のツアーに参加するぜ!」

という、目標でもぜんぜんOKです!


目標を持って突き進めば、

必ず、何か自分を変える「一歩」に繋がっていきますから!




と、熱い思いを胸に、ベトナムの夜は更けていくのでした。


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【補足】

鬼のような発展を遂げるベトナムでも、

電信柱の電線は、相変わらずグチャグチャでした♪

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男女の仲と同じで、一度こじれると、

なかなか修正できないもんなんですねぇ~。


お後がよろしいようで・・・・(よろしくありません!)


↓そんなわけで、次回作も読みたい人は拍手ボタンを押してね!



今回のカンボジア、ベトナムツアー 記事一覧
<カンボジア編>
上海からカンボジアに変更!
カンボジアに到着!
あぁ、いとしきアンコールワットよ。
<ベトナム編>
ベトナムのビジネスは熱いぜ!




あぁ、いとしきアンコールワットよ。 【経営コンサルタント】



カンボジアに到着して2日目。

朝になったので、窓の外には、もう羽虫はいません。
(部屋の中にはたくさんいますが)


で、外を見ると、豪華なホテルであることを再認識。

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うーん、世界各国からの観光客が集まるんでしょうね~。






昨日の夜、同室の実藤さんに、


「竹内さん、アンコールワットって知らないですか?」(ぷっ!)

と、笑われて、そこで初めて、

アンコールワットが「遺跡」ということを認識。

ガイドブックを渡されて、

出発までに目を通しておくことを、実藤さんから命じられました。


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「ガイドブックなんか学長が読んでられっかー」と思って、

パラパラと飛ばし読みをしていると、


「ん?」と目を引く記事が・・・。



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 「タ・ケウ」? 

タケウ・・・タケウ・・・タケウチ・・・・!


おぉおおおおおおおお!

これは大発見かもしれません!


早速、同室の実藤氏をたたき起こすことにしました!


「実藤さん、起きて起きて!」


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「ぐ~」


「すごい発見だよ!」

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「ぐ~ぐ~」


「見てよ、このガイドブック!」


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「ぐ~ぐ~ぐ~」



「起きろってんだー!」


「むにゃ、あれ? 竹内さん、おはようございます」


「これを見るんだ!」


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「なんですか、これ?」


「『タケウ』って遺跡もアンコールワットにあるんだよ!」


「へっ? だから?」


「だから、『タケウ』って、俺の苗字の『タケウチ』に似てるじゃん!」


「・・・似てるから、だからどうしたんですか?」


「俺の子孫が住んでいたかもしれないじゃないか!」


「竹内さん・・・『子孫』じゃなくて、そこは『祖先』ですよ」



「そんなことは、どうでもいい! さぁ、タケウに行くぞ!」


と、朝からハイテンションでバスに乗り込み


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ガイドさんに、「タケウに連れてってください!」と頼んだところ、



「そんな人気のない遺跡、誰もいかないよ」



と、あっけなく、「タケウチ由来ツアー」の大計画は撃沈!

あー、せっかく竹内のナゾが、

ここで明かされると思ったのに・・・。





そんな風にしょぼくれながら、

一路、カンボジアの田舎町をバスでひた走り。


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そして、ようやくアンコールワットに到着!


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「竹内さ~ん、もっと喜びを全身で表現して下さいよ」

と、もしも大学副学長の佐藤くんからの要望で、


喜びをできるだけ態度で表す、竹内学長。


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「あー、それじゃあ、アンコールワットが見えませんよー」


・・・何がしたいんだい、佐藤くん? 




さて、そんな学長と副学長のいざこざは置いておいて、

一行は、アンコールワットの遺跡に向かって歩き出しました。



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テクテク



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テクテク



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テクテク





いつまで歩かすんだ、アンコールワット! 




と、膝がガクガク言い始めたころに、遺跡の中に到着。

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中は、こんな感じで、意外と神聖な雰囲気が漂っています。




そして、遺跡の壁面の彫刻を見つめる実藤氏

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何か感じるものがあるのでしょうか?


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そして、その神聖な場で、




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「ねぇねぇ、誰かに首引っ張られているように見える?」

って、すでに遺跡見学に飽き始めている竹内学長・・・。



こんな奴は、日本に置いてくるべきだったのかもしれません。





さて、そんなアンコールワットの遺跡には、

こんな感じで、たくさんの壁面の彫刻があるんですが、


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悲しいことに、イタズラで壁に名前が彫られているところが、

たくさん見受けられました。

これはたぶん、中国圏の方のイタズラ。


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こちらは、外国人の方。


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まったく、こういう基本的なマナーを、

どうして守れないのでしょうか?

と、憤慨していると、


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・・・わが日本の「タカハシ」さんのイタズラあり・・・。


・・・? 

・・・タカハシ?・・・高橋?


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「えっ、俺?」


と、参加者の高橋さんに、疑いの目がかけられている中、

通訳のカンボジア人のトーンさんが説明してくれました。


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「これらのイタズラ彫りは、戦争の頃に書かれたものが多いんです」

どうやら、このアンコールワット、

世界遺産になる前は、出入りが自由で、

いろいろな国の人が、ここに入って、面白がって名前を彫ったり、

遺跡を壊したりしていたそうです。

子供の頃、アンコールワットの近くに住んでいたトーンさんも、


「私も、よくイタズラ書きをして遊んでいました」

と、突然のカミングアウト。

アンコールワットで、コウモリに石をぶつけたり、

お堀の泉で泳いで魚を捕まえたり、

遺跡の中で肝試し大会をやったり、

まぁ、アンコールワットをラウンドワン状態で遊び倒していたそうです。



そんなトーンさんの思い出話を聞きながら、

さらにアンコールワットの遺跡の中に。


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そこで、角度70度の階段に挑戦!


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うへーっ、すげぇ高いよ~。お母さん~。



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と、登りきった最上階は、眺めよし!


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ちなみに、最上階の中は浴場だったそうです。
(どうやって水を汲み上げたんだろう?)

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せっかくだから、お風呂に入っている気分でも♪


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体も洗っちゃえ~。


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と、気が付けば、

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観光客、ドン引き状態。 





再び、遺跡の最上階から70度の階段を下りて、

アンコールワットを去る前に、

みんなで記念撮影をしました。


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さて、遺跡から出て、バスまで歩く途中、

カンボジアの子供たちが、お土産品を観光客に買ってもらうと、

もの凄い勢いで私達のところに集まってきました。


「あんまり、いいお土産ではありませんから、買わないほうがいいですよ」


事前にそうガイドの人に忠告されていたので、

買わずにツアーの一行はバスの中に。


しかし!


一人笑顔でお土産を手にしている奴が・・・。



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やはり買ったのはキミか! 実藤くん! 


竹細工でできた、何に使うか分からないようなお土産品を、

嬉しそうに見せびらかす実藤氏。

彼とはアメリカ、シンガポール、ベトナムと旅を共にしていますが、


彼ほど買い物がヘタクソな人を、
僕は世界で見たことがありません!
 





そんな実藤さんはほっといて、

一行はアンコールワットの近くにあるタ・プローム寺院へ。



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ごらんの通り、遺跡はみんなガジュマロの木に飲み込まれています。

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まるで「ラピュタ」の世界みたいです。

そんな中、高橋さんが、現地の人から買ったお茶に目をやると、


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なんだよ、この「OISHII」 ってブランドは!

「美味しい」ってことか?



まぁ、喉も渇いていたことだし、

ちょうど緑茶も飲みたかったので、

高橋さんからペットボトルごと奪い取って飲んだところ、


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「緑茶」って書いているのに
中身はレモンティーじゃねぇーかよ! 




そんな小さなアクシデントに見舞われながらも、

寺院の中を散策。



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寺院の中で、音がこもる筒のような建物があり、

ガイドのトーンさんから

「胸を叩いたら、音が響くよ」と言われて、

指示通りに胸をたたく森さんと佐藤くん。


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君たちは、日本代表か?





寺院の外に出ると、そこにはいい加減侵食して伸びきった、

ガジュマルの木が、バッサリと切り落とされて、放置されていました。


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「この木は、なんの役にも立たないんです」


どうやら、ガジュマロの木は遺跡を壊しているだけで、

木材にも薪にもならない、

本当にどうしようもない樹木なんだそうです。


でも、だからって、


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 ゴミ箱にするこたーねーだろ、おい。 



さて、そんなタ・プローム寺院の中なんですが、

こちらも、世界遺産に認定されていることから、

基本的に、寺院の中での商売は

やってはいけないことになっています。


でも、カンボジアの公務員はお金がないので、

賄賂をもらって、寺院の中で

現地の人に商売をこっそり許可しちゃったりしているんですね。

だから、遺跡の中を、

子供たちが元気に公園のように走り回っていたり、

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無茶苦茶にダメなお土産を、

無理やり観光客に売りつけたりしている人が、

そこらへんにたくさんいました。



特に竹笛を売っているカンボジアの人がたくさんいて、

歩いている外国人、みんなに声をかけまくっている状態です。


しかし、ほとんどの人が、

あんまりいいお土産ではないことはひと目見て分かっているので、

誰も足を止めようとはしません。



うーん、そんな強引なやり方では、

お客さんは商品を買ってくれるわけありませんよ~。

販促のコンサルタントとして、「やれやれ」と思っていると、



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だから、現地で土産品は買うなって、
何回言えば分かるんだ! 実藤!
 



「いや、みんな、僕のこと『トゥエンティートゥー』って呼ぶんですよ」

「そんな『22』なんていうオレンジ色のTシャツ着ているからだろ!」

「でも、安かったんですよ、この竹笛」

「いくらだったんだよ」

「5ドル」


ボラれまくりじゃん! 



そんな原価率0.01%のものを買わされて、

キミはなぜ、そんなに嬉しそうな顔ができるんだ?


あきらかに国際的な「カモ」になっています!





さて、そんな一行が次にやってきたのは、

もうひとつの遺跡「アンコール・トム」


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これがまた、素朴でいい遺跡なんですよね~。


と、いい気分で遺跡を眺めていると、


そこに妙な帽子をかぶった青年が・・・。


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誰か、この男の買い物グセを止めさせろ! 


実藤氏、今度は意味不明な帽子を購入。

この男、一体、何を考えているのでしょうか?


「もう、いい加減、へんなもん買うのは止めろよ!」

「えー、でも、帽子があると、暑くないですよ」

「うそつけ!」

「ホントですよ! 日差しが直接照りつけませんから」

「・・・マジで?」

「そうですよ、竹内さんも、買ったらどうですか?」

「俺は、もっとちゃんとしたところで帽子を買うよ!」



と、数分後。





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私も買っちゃいました、えへっ♪


「竹内さんなら、絶対買うと思っていましたよ!」


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と、はしゃぎまわる実藤氏と竹内学長。

しかも、よくサイズを調べないで買ったせいか、

竹内学長の帽子は、




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異常に帽子が小さい! 

なんか、頭の悪い人みたいです。



そんなへんな帽子をかぶった二人を連れて、

一行は寺院の中へ。


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「竹内さん、喜びのポーズをひとつお願いします!」

と、佐藤君に乗せられて、とったポーズがコレ。



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「あー、やっぱり竹内さんが邪魔だなぁ」 



・・・だったらいい加減、俺にポーズ取らせるのやめろよ。




さて、アンコール・トムを後にした一行が、

次に向かったのがカンボジアの市場。


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お店には、「開店記念」のノボリがはためいています。


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ちなみに、カンボジアのお土産屋さんには、

いろいろな商品が並んでいますが、

ほとんど、どの店にも同じような商品しか並んでいません。

布のスカーフやカバン、へんなぬいぐるみ、竹細工や彫刻・・・。



正直、まだ「お土産」という文化は、

そんなに発展していないような感じでした。

さらに、日本の会社から発注を受けて制作しているお土産もあり、

市場にはこんなもんも売っていました。


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ここは日光東照宮でしょうか? 

「見ざる、言わざる、聞かざる」です。


ちなみに、市場のオネーチャンに、

通訳のトーンさんを通じて、このサルについて尋ねたところ、


「コレ、カンボジアのサルらしいです」
と、いきなりの大うそ。


「どういう意味のサルなんですか?」

「知らない。でも3匹のサル」

「見れば分かります!」

「あっ、幸せになるサルです」

「いい加減なことを言わないでください」

「さぁ、買いましょう、50ドルでいいそうです」


「おい、高いぞ!」 

「じゃあ、25ドルでいいです!」


「なんじゃ、その値下げの仕方は!」



と、漫才みたいな値下げ交渉をしたにも関わらず、

結局、買わなかった学長一行は、

カンボジアの市場を後にすることにしました。


夕方、空港についた一行は、

そのまま一路、次の目的地ベトナムのホーチミンへ。


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カンボジアは、1995年まで内戦があった国で、

ついこないだまで、いたるところでドンパチやっていた、

とっても大変な国だったそうです。

まだ山の中では電気もガスも通っていないところが多く、

今でも、人々の生活は大変だと言っていました。


でも、市場には、

そんな環境を吹っ飛ばすぐらいの活気で満ち溢れており、

アンコールワットという遺跡を背景に、

「ガンガンと外貨を稼いでいくぜ!」という、

パワーがひしひしと伝わってくる国でもありました。


明日は2年ぶりに訪問するベトナム。

果たして、どんな風な変化を遂げているのか・・・・。


【旅の一口メモ】
カンボジアで水を注文するとき、

「大きいサイズ」と言ってしまうと、こんな目にあいます。

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飲めないだろ、どう考えたって・・・。




今回のカンボジア、ベトナムツアー 記事一覧
<カンボジア編>
上海からカンボジアに変更!
カンボジアに到着!
あぁ、いとしきアンコールワットよ。
<ベトナム編>
ベトナムのビジネスは熱いぜ!





上海からカンボジアに変更! 【経営コンサルタント】




さて、恒例の竹内謙礼の海外視察ブログですが、

実は今回、ドロップシッピングの「株式会社もしも」さん主宰による、

ドロップシッピング選手権の優秀者に同行する、

上海万博ツアー」が予定されていたんですが、


出発2週間前ぐらいになって、担当の佐藤くんより、電話があったんですね。


「あ、竹内さん、すみませんが、行き先変更です」

「えっ、上海じゃないの?」

「はい、今、ほら、いろいろ日中関係が大変じゃないですか」

「いいじゃん、行こうよ、俺も飛行機から降りたらピースサインするつもりだし」

「絶対に暴動が起きますよ!」

「えー、せっかく楽しみにしていたのにー! 万博行こうよ、万博!」

「いいえ、参加者の安全第一です!」

「じゃあ、どこに行くんだよ!」

「カンボジアとベトナムです」

「ベトナムは行った時あるもん! それにカンボジアって何があるんだよ!」

「カンボジアには・・・世界遺産のアンコールワットがありますよ!」

「アンコールワット?」

「まさか竹内さん・・・アンコールワットって知らないんですか?

「・・・し、知ってるよ、アンコールワットぐらい」  (汗) 

「そうです、あのアンコールワットが見られるんですよ!」

「おおぉ、アンコールワットだね、いいね、アンコールワット」

「こういう機会がなきゃ、絶対に見られませんよ!」

「ああ、アンコールワットはね、そうだね、確かにそうだ」

「竹内さんは、アンコールワットを見てみたいと思いませんか?」

「ああ、みたいね、あの大きいのは

「大きい? アンコールワットがですか?」

「あ、あぁ、アンコールワットね、大きくない、大きくない、すげぇ小さい

「・・・竹内さん、本当にアンコールワット、知っているんですか?」

「知っているって! あれだろ、ほら、ドーンって奴、ドーンって

「・・・」


と、いうことで、アンコールワットが何だかよく分からないまんま、

成田空港へ集合することになった竹内学長。

果たして、今回の旅路もどうなることやら・・・。


今回のカンボジア、ベトナムツアー 記事一覧
<カンボジア編>
上海からカンボジアに変更!
カンボジアに到着!
あぁ、いとしきアンコールワットよ。
<ベトナム編>
ベトナムのビジネスは熱いぜ!




番外編 グランドキャニオンにいくでざんす! 【経営コンサルタント】


こんにちは。
経営コンサルタントの竹内です。


さて、今回の「もしもドロップシッピングの選手権ツアー」なんですが、


実は、サンフランシスコとラスベガスのほかに、



あともうひとつ、「オプショナルツアー」があったんですね。



今回は、“番外編”として、ちょっとそのツアーの模様を、

紹介したいと思います。





まず、今回の番外編ツアーで借りたレンタカーが、コチラ!



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そう、このマツダのレンタカーで、





「グランドキャニオン」まで行って来るんです!




運転は、もちろん!










私、学長・兼・運転手の竹内!





ええ、苦い思い出が蘇ります・・・。




2年前のアメリカ視察ツアーの時、

サンフランシスコの空港で飛行機に乗り遅れて、

18時間、1200kmも車を運転させられて、

ソルトレイクまでクルマで走った辛い思い出・・・。





詳しい辛い思い出はコチラをクリック!
アメリカネットビジネス訪問記





今年こそは、アメリカでクルマを運転することなんて、

絶対に“ない”と思っていたんですが、


「もしも」の佐藤君に



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「竹内さん、念のために国際免許、持ってきてくださいね」


なんて、言われて、気がつけば、今年も「運転手」です。





佐藤君、キミの「念のため」は、このことだったのか?




ちなみに、このレンタカーツアーに参加したのは、

もしもの佐藤君のほかに、

もしも社員の英語ベラベラ通訳の老田さん、

ビッグトゥモロウの女性編集者の大浦さん、

今回のドロップシッピング選手権で優秀な成績を収めた、

ショップオーナーの高橋さん。

そして、私もひっくるめての全部で5人のドライブです。







「さ、竹内さん、レッツゴーです♪」






ピクニック気分で、後部座席に乗り込む佐藤君。

その天真爛漫な笑顔に、軽いイラ立ちを覚えた私は、

ちょっと文句のひとつでも言ってみることにしました。



「佐藤君、いくらなんでも、グランドキャニオンは遠いよ」

「そんなことないっすよ!」

「いや、絶対遠い!」

「大丈夫っすよ!」

「じゃあラスベガスから、何キロあるか調べてみろよ」

「了解です! 今、ちょっと地図みますからね。えーっと・・・」



1分後。




「分かったっす! 近いっすよ!」

「えっ、ホント!」

「はい、往復で700kmっす!」





バカやろー! 東京・青森間じゃねーか!





と、いうわけで、

今回もいつのまにか運転手になった私ですが、

さっそく、グランドキャニオンを目指して、

クルマを走らせ始めました。





えーっ、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

ラスベガスは砂漠のど真ん中にある町でして、

クルマで30分も走れば、景色はこのザマです。


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2年前も同じ景色を見ているので、

もうすでに分かっていましたが、



あたりは、なーんにもありません。



後部座席の佐藤君が、その景色を眺めながら、



「なんか、火星に来たみたいっすね!」



なんて、ほざいていますが、








キミは火星に行ったことがあるのか?




と、突っ込みを入れるのを我慢して、

ぐっと堪えてアクセルを踏み続けました。





そんな中、ハイウエイをスイスイと走っていると、

直線道路ばかりで、飽きてきたこともあり、

突然、私、歌を歌い始めることにしました。




♪「蒼い風がいま、胸のドアを叩いても

私だけを、ただ見つめて、微笑んでるあなた、

そっと、ふれるものも、とめることに夢中で」♪




「竹内さん、エヴァンゲリオンの歌はどうかと……」


という、老田氏の突っ込みをよそに、

ボリューム全開で気持ちよく歌っていると、






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スピード違反で警察に捕まってしまいました!




ええ、20kmオーバーです。

突然、後ろからウーウーとサイレンを鳴らされて、

捕まってしまいました。



どうやら、ネズミ捕りに捕まってしまったみたいです。


スピードチケットを丁寧に切られて罰金1万5000円

笑顔でも作らなきゃ、やってられない金額です(泣)。








おかげ様で、気持ちよく歌ってた

先ほどまでの車内の雰囲気とは打って変わって、


みんなのドライブ気分は、最悪・・・。




なんか、責任感じちゃいますよね。

私の運転の不注意で、

こんな暗い雰囲気になってしまって・・・。



「みんな、元気出せよ」

気遣う私。

「でも、なんだか、申し訳ない気持ちもあって……」

先ほどまで天真爛漫だった佐藤君が、

しおらしい声を出してくれています。


「いいって、いいって、忘れようぜ、こんなこと!」

「でも、一番落ち込んでいるのは、竹内さんじゃ・・・」

「そんなことねぇって、大丈夫だよ俺は!」

「ホントっすか!」

「ああ、もう、俺、気持ち切り替わったもん」

「なら、良かったです!」

「じゃあ、佐藤君、グランドキャニオンまで、あと何キロだ?」

「はい! あと20kmぐらいっす!」






「20km? 俺の速度違反と同じキロ数か」





「竹内さん、めちゃくちゃ気にしてるじゃないっすか……」


なかなか立ち直れない、うざったい運転手と共に、

一同は、ようやくグランドキャニオンに到着。


で、飛び込んできた景色がコレ!




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すげーーーーー!

いやー、地球の割れ目とは、よく言ったもんです。

とにかく、凄い迫力でしたね!


興奮して、おもわず、かしこまって写真を撮られる

ショップオーナーの高橋さん。


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「竹内学長、凄いですねぇ!」

「本当に目がくらむね!」

「確か、この谷間をヘリコプターで飛ぶツアーもあるらしいですよ」

「ホント!? いくらぐらいなの?」

「確か、ガイドブックに1万5000円とか書いていましたよ」









「1万5000円? それは僕の支払うスピード違反の罰金と同じだね」








「……竹内さん、もう忘れましょうよ…」



雰囲気をそれなりにぶち壊す、

女々しいA型の学長・・・。



そんなうざったい人と一緒に、

ビジターセンターを見学した一向は、

そろそろ帰路につくことになりました。



「はい、じゃあ、みんなクルマに乗って下さいねぇ」


もう、運転手の領域を超えて、


ガイドさん状態になっている学長・竹内。


「では、行きますよ~シートベルト締めて下さいね~」

「あっ、竹内さん!」


突然、呼び止めるショップオーナーの高橋さん。


「はい、なんでしょうか?」

「寄ってもらいたいところがあります!」

「はい、トイレですか? レストランですか?」

「いえ、『セドナ』です」




セドナ?



「話題のパワースポットですよ!」

「パワースポット?」

「ほら、アムロちゃんと、ロンドンブーツの淳が旅行したところですよ」



ああ、このネタね。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/342766/



困惑する竹内学長。


「高橋さん、そういうミーハーなところは、みんな行きたがらないよ」



と、意見を抹殺しようとしたところ、



「おおぉ! 行きたいねぇ、セドナ」

「パワースポットっすよ、パワースポットっすよ!」

「アムロちゃんの行ったところ、言ってみたいですね」



と、大盛り上がり!


結局、車内は4対1の多数決状態となり、




急遽、帰り道にセドナに寄ることに決定ムード!





「おいおい、セドナまで何キロあると思っているんだよ!」

「あっ、今、調べますからね、えーっと……」


佐藤君が、地図を見ること1分。






「あっ、分かったっす、こっから350kmっすよ!」






東京⇒仙台間じゃねーか!





「大丈夫っすよ! ちょろっと帰り道に、寄るだけっすから!」






銭湯やコンビニに寄るのとワケが違うんだぞ!




「あっ、僕らは、大丈夫っすよ! 体力はバッチリっすから!」




俺がバッチリじゃねーよ





と、いうことで、

運転手竹内の元、一路、パワースポットのセドナへ!



またひたすら直進道路を進行。


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途中、お腹がすいたということもあり、

ウェンディーズのドライブスルーでハンバーガーを購入。



運転手竹内、助手席の老田の手助けをかりながら、

ハンバーガーを食べていたんですが、

途中、車内でトマトの香りが・・・。


「なんだ、この匂いは?」

「あっ、俺、チリソース注文したっすよ!」

と、いきなり、なみなみに注がれた

チリソーススープを後部座席から突き出してくる佐藤君。


「……こんな満タンのチリソース、揺れるクルマの中で飲めるのか?」

「大丈夫っすよ、俺、手で持ってますから」

「ひっくり返ったら、大惨事だぞ!」

「はははっ、子どもじゃないから、俺、そんなミスしませんよ!」


と、いった5分後。

交差点をクルマで回ろうとしたとき、

後部座席から佐藤君の悲鳴が。





「ぎゃーーーーーーーーーーーー!」




「どうした!」

「チリソースを全部ヒックリ返しましたぁ~」



だから言ったじゃねーか!



全身、チリソースまみれになる、佐藤君・・・。






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こちらの写真は、車内でひっくりかえった
チリソースを全員で拭いた残骸。

まるで新手の罰ゲームです。



「車内がチリソースの匂いで充満しているじゃねーか!」

「す、すみません」

「あー、佐藤君、代わりの服はないのか!」

「なっいっす!」

「じゃあ、俺が買ってきてやる!」


と、言って、立ち寄ったドライブインで

佐藤君に私が買ってきた服がコレ。




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「なんでこんなの買ってくるんっすか!」

「いいじゃん、インディアンみたいで。はははっ!」

「こんなの着れませんよ!」


「あ、それよりも、そこで止まって。一枚写真撮らせてよ」


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「竹内さん……」

「なに?」




「俺、どこの国の人に見えますか?」





そんなの知らねぇーよ!






というわけで。

ポンチョ佐藤”とあだ名をつけられた

チリソースまみれの少年を1名引き連れて、

目指すはパワースポットのセドナ。



途中の道の景色は、最高なんですよね~。


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そして、山を抜け、谷を抜け、町を抜けて、

ようやく、セドナの入り口に到着。



「おおぉ、何か、俺、感じるっす!」



と、騒ぎ立てて、クルマから飛び降りるポンチョ佐藤。



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何か、強いオーラを感じているご様子。

ええ、ポンチョ姿の彼を、

許されるのであれば、このままこの場で捨て去りたいような気分です。


で、また、クルマに乗って、ひた走り、

目指すはセドナの中でも有名な、

ボイントンキャニオンへ。



「なんか、パワー感じるよね」

「えっ、ホント、俺も!」

「もう、ビンビンに来てない?」

「あー、感じる、感じる」



クルマの中では5人の日本人で、

薄っぺらな会話が、がんがんに飛び交っています。



で、そんな、にわかスピリチュアル5人衆で、

ようやくボイントンキャニオンに到着。


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確かに、こういう奇岩を見ると、

何か感じますよね・・・。




で、学長竹内もパワーを感じ取ることに。




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あまりにも集中する私に、心配して声をかける老田氏。


「竹内さん、何か感じますか?」

「ええ」

「どんなパワーを感じているんですか?」

「待ってください……おぉ、見えました!」

「ナニがですか!」




「安室ちゃんが、ロンブーの淳と手をつないで、ココを」





と、急に場の雰囲気を盛り下げる発言をしたこともあり、

私を置いて、みなさん、ボイントンキャニオンに登ることに。



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で、登ること20分。

ようやくたどり着いた、セドナのパワースポット!


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いやー、ようやく着きました!

なんか、こうやって実際に来て見ると、

やっぱり、奇岩の迫力というか、

自然の力というか、

この場に「パワーが集まっている」と言われれば、

そういう気分にはなってきますね・・・。




セドナにずーーーっと来たがっていた、

ショップオーナーの高橋さん。


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感慨深げに、ボイントンキャニオンを眺めて、

ポツリとこんなことを言いました。




「ドロップシッピング、頑張ってよかったなぁー」






そうですよねぇ。


ちょっと真面目に感慨深い話なんですが・・・。




高橋さんは、僕の本を読んで、ドロップシッピングを始めて、

ずっと秋田で一人、独学で頑張ってきて、

自分の力で勝ち取ったのが、このドロップシッピング選手権での、

優秀者が参加できるアメリカツアーでした。


本当に数年前までは、

今、このツアーのブログを読んでいるみなさんと同じで、



フツーにパソコンに向かって、

フツーにドロップシッピングをやっている、

フツーの生活をしていた人なんです。




でも、こうやって、ドロップシッピングを頑張ったおかげで、

アメリカでクルマを使っても、めったに行くことができない、

セドナまで行くことができて、

夕日に染まるパワースポットを見ることができたんです。




今回のツアーは、西海岸のシリコンバレーをはじめ、

サンフランシスコ、ラスベガス、そしてグランドキャニオン、

最後にセドナの町という、ハードスケジュールのツアーでしたが、

一般の人では、絶対に体験することができない、

記憶に残る素晴らしいドロップシッピングの“ご褒美旅行”となりました。



アップル社では、最新のipad情報が聞けて、

イーベイでは、ワールドワイドな世界イーコマース戦略の話が聞けて、

ラスベガスでは、「ザッポス」のカスタマーサービスに感動し、

おそらく、このブログを読んでいるネットビジネス関係者は、



「俺も行きたーい!」




と、声を大にして叫びたくなるような、

感動モノのツアーだったと思います。


実際、ショップオーナーさんたちと夜中まで語り合った、

ドロップシッピングの話や、ネットビジネスの話は、

本当に、楽しく、ドキドキワクワクの会話ばかりでした。



他にも、サンフランシスコで海鮮料理を食べたり、

ゴールデンブリッジで記念撮影をしたり、

ラスベガスでシルクドソレイユを観たり、

ジェットコースターに乗ったり、カジノに行って興奮して、

アウトレットで激安のブランド品を買ったりして、

一般の旅行者と同じ様な旅行もしたんですが、


やっぱり、一番楽しかったのは、

この年齢になって、同じ目的、同じ意識を持ったメンバーで、

学生の時みたいな、刺激的な旅ができたことが、

最高の経験になったことだと思います。




でも、この旅行に行ける権利は、

特別な人に与えられたご褒美ではないということは、

最後にみなさんに伝えたいと思っています。



私だけじゃなくて、このブログを読んでいる、

全国のショップオーナーさんに、

このツアーに参加する権利があるんです!



来年は、ぜひ、みなさんと、

ご褒美ツアーに参加したいと思いますので、

次回のドロップシッピング選手権、頑張ってくださいね!






と、モノ思いにふけって、

かっこよく締めくくろうと思っていたところで、

ショップオーナーの高橋さんが、



「来年は選手権で1位が取れますように!」



と、ボイントンキャニオンに向かって、

両手をパンパンと叩いて、お願いをしていました。




パワースポットと神社は違うんだよ・・・





そして、最後にパワースポットで、

夕日を眺めての、カッコつけのワンショット!



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旅行気分にひたっていると、

ポンチョ佐藤からお呼びが。


「竹内さん、そろそろ帰りますよー」

「はいよー、で、ラスベガスまで何キロぐらいよ?」

「あ、さっき調べました! 400㎞ぐらいっすよ!」





東京⇒新潟間ぐらいあるじゃねーか!





「大丈夫っすよ! テポドンの射程距離よりはずっと短いっす!」

と、意味不明な発言をする佐藤君に、

ちょっぴり殺意を感じた学長でした。




そんなわけで、5人がラスベガスに着いたのは、

そこから6時間後の、





夜中の12:00過ぎ!





無事着いて、めでたしめでたし!


さて、明日は、





スピードオーバーの反則金を支払いに行くぞ(泣)


【補足】竹内学長の役に立たないアメリカ豆知識!
アメリカのスピード違反の反則金は、
コンビニで為替を買って、郵便で送りつけます。
決して「バーカ!」と書いた紙なんて同封しちゃあいけません。




今回のアメリカ西海岸ツアー 記事一覧
謎の集団、アメリカの大地に立つ
シリコンバレー見学ツアー
アメリカのIT靴会社ZAPPOS(ザッポス)
番外編 グランドキャニオンにいくでざんす!





そんなわけで、次回作も読みたい人は拍手ボタンを押してね


【経営コンサルタント 竹内謙礼のブログ】
http://e-iroha2.com/


ラスベガスのIT靴会社ZAPPOS(ザッポス) 【経営コンサルタント】



翌日、サンフランシスコからラスベガスへ移動。

まずはギャンブルの街を見学。


空港だろうが、コンビニに行こうが、ホテルに行こうが、

どこに行ってもスロットマシーンだらけの街です。


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でも、全体的に景気は悪そうですね~。

ホテルのカフェは12:00には閉まるし、

街のバーやクラブもそのぐらいの時間には閉店。

従業員も削っているせいか、

ご飯が出てきたりするのも、ちょっと遅いです。

やはり、アメリカは不景気の直撃を食らっているんですかねぇ・・・。


だから、なんとなくですが、

派手なカジノも、


イオンのゲームセンターぐらいにしか
見えないですね



まぁ、夜は夜でキレイなんですけど・・・。


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で、なぜ、ラスベガスまで

わざわざショップオーナーさんが行ったのかと言うとですね、


「ザッポス」という靴を販売する会社を見学するからなんです!


ザッポスのサイトはコチラをクリック!



この会社、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

つい最近、アマゾンが800億円で買収した会社なんですね。

で、何が凄いって言えば、とにかく、カスタマーサービスが凄い!




24時間、顧客満足度を上げる徹底したサービスをするんです!



有名な逸話をひとつ紹介します。


・・・・・・・・・・・・・・・・

プレゼント用に母親に、ザッポスでシューズを買ったのだが、

その直後に母親が死亡。

悲しみにくれている娘のところに

ザッポスから「シューズのサイズが合わなかったら返品を受け付けますよ」

という連絡が入る。

しかし、母親を失った娘は、

「母親が死んだから、もうシューズは必要ないから返品する」

と伝える。

すると、コールセンターから翌日、

靴を引き取りにくる宅配業者が家にやってきたのだが、

返品の対応だけでなく、ザッポスから鮮やかなお悔やみの花と、

手書きの励ましのメッセージカードが届いた。


彼女は、このザッポスの心温まる対応に号泣して、

この感動の話が、ブログに掲載されて、

全米を駆け巡ったそうです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


このようにですね、

価格競争や広告費合戦に陥りやすいネットビジネスの中で、

「究極の顧客対応」に力を注いだザッポスは、



年商1000億円の
靴のイーコマース企業に成長!





そしてリピート率はなんと75%!



この謎に迫るために、

ラスベガスに本社があるザッポスに、

ショップオーナーさんと乗り込むことにしました!





で、さっそくホテルにザッポスのクルマがお出迎え!


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おいおい、いきなり、こんな派手なクルマに乗り込むのかい!


さらに、運転手の女性を見ると、

鼻ピアスにタトゥーと、かなり自由な感じです。

で、ラスベガス郊外にある、ザッポス本社に到着。


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フロントに行くと、いきなりザッポスの旗を持って、

スタッフがお出迎えです。

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しかも、なぜかフロントにはポップコーンの機械が!

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フロントのスタッフに聞いてみると、

このポップコーンも、カウンターにある水も、


全部無料だそうです!



さらに!


マッサージも、散髪も、医療費も、



全部、会社負担だそうです!


凄いぞザッポス!


しかも、コチラの受付にあった本棚!


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これは、会社が「この本はいい本だ」と思った本が並べられていて、


社員が自由に、持ち帰っていいそうです!


言っておきますけど、図書館じゃないですからね!



新品の本をあげちゃうんですよ! 

会社が社員に!

しかもタダで!



ほかにも、とにかく、この会社、凄いです!


こちらは、社員食堂なんですが、

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スープとサラダとパン、サンドイッチは



全て無料!


さらに、こちらは、

社内で行われるセミナーのスケジュールなんですが、


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社員が「このノウハウについて学びたい!」と言えば、

専属のスタッフ14人が、社員教育のためにセミナーを開催して、

無料で授業が受けられるそうです!


エクセルやパワーポイントの授業、さらには話し方やライティングまで、

スタッフの教育には投資を惜しまない会社なんです。


凄いぞ、ザッポス!


アメリカでは、その、社員への手厚い待遇が話題になっており、

「フォーチューン」という経済雑誌で、

「働いてみたい会社ベスト100」という企画が組まれたんですが、

なんと、ザッポスは


100位中、初登場で、なんと23位!

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凄いぞ、ザッポス!



しかも、働きやすさだけではございません!

売上は先述したように、年商で1000億円!

一日の最高の売上はマックスで6億円!

アメリカの宅配業者「UPS」の荷物のうち、

60個に1個がザッポスの商品だそうです!


凄いぞ、ザッポス!



そして、ケンタッキーの30万平方メートルの倉庫の中には、

430万点の商品在庫を抱えており、

アメリカ国内であれば、注文してから翌日に商品が届くそうです!



しかも、送料無料!



ウッキー! 靴でよくここまで売りますね!




本当に凄げーぞ、ザッポス!




で、こちらが、ザッポスの心臓部と言えるコールセンター。


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ええ、とても社内の飾りつけだとは思えません

でも、社内で、最も重要なセクションです。

普通は、企画室やシステム部なんかが、社内の中心になるんですが、

この会社は、「コールセンター」が社内の中心に置かれています。

24時間対応で、

1日の平均問合せ数が、なんと8000件!

さらにクリスマスには、



1万3000件のお問合せ!



それを、なんと350人のオペレターで対応するそうです!


凄いぞ、ザッポス!


しかーも!


コールセンターの顧客対応マニュアルは一切なし!



みなさん、自由に顧客対応をしているそうです!



日本じゃ考えられませんよねぇ~。

しかも、日本のコールセンターの場合、

「一人当たり、○分で対応」

みたいなことが言われているじゃないですか。


そう言うのが、一切、ないそうです!


常に、「お客さんの満足度を最優先」の接客をするそうです。

例えば、ザッポスで売っていない靴があったら、

わざわざコールセンターは、別の会社のサイトをネットで検索して、



別の会社の商品を案内してくれるそうです!




で、こんな対応は序の口であって、


お客さんが、「この時間に空いているピザ屋はないか?」と電話をかければ、

ピザ屋を紹介してくれるし、

ほかにも、


「昨日、サンフランシスコに行ってきたんだけどさぁ」

「いやー、彼女に振られちゃって」

「昨日の夜は何を食べましたか?」


なーんて、お客さんの話にも、オペレーターは対応するそうです!







・・・大丈夫か? ザッポス。


そこまでやって、本当に大丈夫か?






ちなみに、電話対応やメール対応に加えて、

メッセージカードに添えて、

コールセンターの社員1人あたり、

1~5通ぐらい、毎日、お客さんにカードを郵送で送るそうです。




もう、絶句ですよね・・・。

社内の仕組みが、全て、「想定外」です。


で、社内を回っていても、明るいの何の!


こちらが、「法務部」

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まるで、商店街です!



で、こちらが、日本で言う「総務」

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総務部スタッフと竹内が記念撮影!

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なぜ、プレスリーになったのかは、未だに不明!

こちらが、仕入れベンダーの部署

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もう飾りつけが凄いですよねぇ~。

しかも、見学者である、私たちが行ったら、

鐘や笛を鳴らして、「ハロ~、ハロ~」って対応してくれるんです!

わざわざ自分たちの仕事を中断してでも、



とにかく、私達、見学者を相手にしてくれるんですよ!



さらに!


こちらが、取締役と社長がいる会社の最高幹部がいるセクションの部署!


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ジャングルじゃねーか!



そして、こちらが、ブログやコミュニティーサイトの管理部署!


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おいおい、大丈夫か、君は心配だぞ!



そして、階段のところには、落書きがいっぱい!


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どうやら、社員や見学者が、自由に落書きをしていいそうです!


で、早速、私も落書き♪

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で、社内見学会も、そろそろクライマックス。


会議室は、こんな感じで、


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社内には50箇所あるそうです。


で、その中に、スタッフの「昼寝室」もあったり、

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ひとりで、じっとしてられる小さなイスだけの小部屋があったり、

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かなり、社内を有効活用しているご様子。


でも、そういう自由な風紀の中、

こういう、売上やオペレーターの対応数の管理は、

キッチリやっていたりするんですよね。

こんな感じで、社内にホワイトボードで、

ガッチリ、目標数値を掲示して、対応したりしています。

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で、最後に見学会が終わると、

こちらの部屋に連れられてきます。

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なんか、壁がタイルに見えますよね?

実は、これタイルじゃなくて、


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全部、ポラロイド写真なんです!


で、私も、冠を被らされて、記念撮影!


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えっ?

なんで、王様の冠を被らされるかって?


話によると、ザッポスでは、

「お客様と社員が王様」っていう、社訓があるらしく、

すべて、“自分のために”であることが大切らしいです。


お客様のワガママを聞くのも、

社員の食堂が無料なのも、

社員がデスクを飾りつけするのも、





全て、「王様」のためなんですね。





社員のみなさんは、

「本当にザッポスで働けて幸せ!」って思っているらしいですよ。

毎日、朝起きたら、会社に行くのが、ワクワクしているらしいです。

そんな会社だからなのか、

毎年、この会社を2万人が応募に訪れるらしいです。

たぶん、かなり狭き門だと思いますが、

やはり優秀なスタッフが、この社風に引かれて、

集まってくるんでしょうね・・・。


と、最後にザッポスを案内してくれたスタッフと記念撮影!

オマケに、自分の著書なんかも宣伝して。


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無事、ツアーは終了しました!



で、最大の疑問だった、


「なぜ、ラスベガスに会社があるのか?」

という謎だったんですが、

帰り際に聞いたところ、



実はザッポスは、最初、サンフランシスコにあったらしいんです。

でも、24時間のオペレーター対応をしようと思ったところ、

サンフランシスコには、そういう「24時間働く」という文化が

根付いてなかったらしいんですね。

で、社長が「24時間、働いているところはどこかなぁ?」と考えたところ、



「あっ、カジノやってるラスベガスだ!」



って、ことになって、

「ラスベガス」に移転になったらしいです(笑)


いかにも、アメリカ人らしい発想ですよね。


当時、90人いた社員のうち、

70人が、いっきにラスベガスに移動したらしいです。



でもね。


たぶん、本音のところを言えば、

おそらくですけど、ラスベガスはカジノの街で、

福利厚生や企業への税率がいいと思うんですね。

そう考えれば、社員の福利厚生と相性のいい、

ザッポスは、まさに、ラスベガスの街に相応しい

そんな企業だから、この地に根付いているのかもしれません。




あと、今回の「カスタマーサービスに力を入れる」という

ザッポスの戦略も、

一見、人情味溢れる戦略に思われるかもしれませんが、

これも、会社としての「投資」を考えたことだと思いました。


本来、IT関連の会社は、


・商品に投資する

・広告費に投資する

・システムに投資する


まぁ、だいたい、これらのどれかに当てはまると思うんですね。

でも、ザッポスの場合、


「靴」という商品はありがちだし、

「広告費」は投資がものすごい必要だし、

「システム」は、やはり大手企業には勝てないし、

いろいろ会社としての「強み」を悩んだうえに、

「カスタマーサービス」という、

誰もやっていないポイントに「投資」をしたんですね。

そのおかげで、

リピート率を増やせて、ブランディングも確立できて、

他社との差別化にも成功して、

今の企業文化が根付いたわけです。


結局は、自分の会社の資本を、

どこに投資して、どうやってリターンを得ていくのか、

この選択肢が、会社経営には、非常に重要だということを、

ザッポスという会社は、教えてくれたんだと思います。



うーん、シリコンバレーがアメリカITの最先端ではないことを、

あらためて、理解した、今回のツアーでした♪



今回のアメリカ西海岸ツアー 記事一覧
謎の集団、アメリカの大地に立つ
シリコンバレー見学ツアー
アメリカのIT靴会社ZAPPOS(ザッポス)
番外編 グランドキャニオンにいくでざんす!





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